学科・専攻の特色

薬学科の特長

1. 少人数教育
1学年約100名に対して教員約50名が学生諸君の指導にあたります。担任制を採用し、きめ細かな指導によって、薬剤師国家試験の高い合格率を目指します。グローバル化する社会に対応するために、英語の授業は1クラス約30名とし、コミュニケーションを重視した丁寧な指導を行います。

2. 充実した臨床薬学教育設備
臨床薬学センターには、実務実習に即応した模擬薬局をはじめ、無菌的に調剤できる無菌実習室や、抗がん剤など点滴や注射によって投与する医薬品調製のための特別な設備を備えた調剤実習室、模擬病棟などがあります。様々な病気の呼吸音や心音など、バイタルサインを勉強できる人型シミュレーターもあります。最新機器を導入した設備を用いて、薬剤師に必要な技能や態度を学びます。その後、実際の病院や薬局など医療現場における実務実習が行われます。

3. 最先端の教育・研究設備
NMR(核磁気共鳴装置)が600MHzと400MHzの2台あり、超伝導磁石を利用して核磁気共鳴により医薬品の構造や生体分子との相互作用を調べることができます。そのほか、X線による回折を利用して物質の構造を調べるX線結晶構造解析装置、動物用X線CT、プロテオーム解析用質量分析装置、 ICP-MS(超高感度元素分析装置)、など先端の研究機器が設置されています。これらの設備は、5、6年次の卒業研究にも活用しています。

4. 高度な専門知識を持つ教員
薬学科には7つの研究分野があり、薬学、医学など専門分野の学位を取得した教員が多数在籍しています。発がんにおける活性酸素・窒素の役割を研究している川西正祐教授、播種性血管内血液凝固症の治療薬を開発した鈴木宏治教授をはじめ、各教員がそれぞれの専門分野で活発な研究活動を推進しています。その研究成果は、国内外の学術雑誌に多数投稿されています。高度な専門知識を持つ教員が、薬学科の専任教員として指導にあたります。

5. 医療系総合大学としての強み
質の高い医療を提供するために、様々な職種のスタッフが連携・協働するチーム医療が求められています。鈴鹿医療科学大学は、日本初の4年制医療系大学として開学し、現在では9学科13専攻を備える医療、福祉の総合大学です。1年生の「医療人底力実践」では、学科や専攻を超えたクラス分けを行い、少人数で議論するスモールグループディスカッションや、医療人に必要な知識、技能、態度を学ぶ体験型プログラムを実施しています。様々な医療職を目指す学生が共に学ぶことで、医療に関する総合的な知識を習得するとともに、チーム医療の大切さを学びます。薬のスペシャリストである薬剤師が、チーム医療において果たす役割について考えます。

6. 地域医療への貢献
本邦は超高齢社会の最中にあり、三重県も例外でなく高齢者は増加しています。そのために三重県の薬剤師は在宅医療へのニーズが高まっており、高齢者のポリファーマシー解消や服薬管理に対して薬剤師への期待が大きくなっています。薬学科の教育活動には、三重大学医学部附属病院をはじめとして、県下の医療機関、三重県薬剤師会、三重県病院薬剤師会など多方面から支援をいただいています。薬学科では、今後さらに地域医療への貢献を見据えた薬剤師育成を行っていきます。

7. 他大学等との連携
鈴鹿医療科学大学と三重大学は、平成19年6月に、包括的連携に関する協定を結びました。とくに医療・健康・福祉の分野において強力な連携関係を構築しています。2017年から、両大学が合同で、痛み治療に関わるメディカルスタッフを養成するための「慢性疼痛医療者育成プログラム」を実施しています。
鈴鹿医療科学大学と一般社団法人三重県薬剤師会は、連携・協力に関する包括協定を2017年6月に締結し、薬学部にシミュレーション・ラボ(薬局薬剤師等在宅医療研修施設)を設置しました。また、三重県薬剤師会が三重県の補助を受けて導入したモバイルファーマシー(在宅医療・災害支援用移動薬局車両)が、白子キャンパスに設置されています。これらの設備は、薬学部生の教育に活用するほか、三重県内の薬局・病院薬剤師向けの研修や、健康イベントでの県民への啓発などに広く活用します。

キャンパス紹介

鈴鹿医療科学大学は千代崎キャンパスと白子キャンパスの2つを有し、両キャンパスは徒歩20分程度の距離で交流しやすい環境にあります。薬学部は白子キャンパスにあり、敷地内には約千本ものソメイヨシノが植えられています。春には桜が咲き乱れてお花見の名所になっています。また、一般市民がリクレーションやジョギングなどができる広い公共公園が併設されているなど、緑ゆたかで開放的な雰囲気のキャンパスです。講義室、実験実習室、図書館、自習室をはじめ、薬草園、講堂、食堂・コミュニティハウス、ブックセンター、テニスコート等の施設を有し、充実した大学生活を過ごすことができる環境を整えています。隣接する桜の森白子ホームでは、入居者様や職員のご協力のもと、医療や介護に関する体験型実習が実施されています。2021年4月には、緩和ケアに特化した鈴鹿医療科学大学付属桜の森病院も開院予定で、これからもよりいっそう充実した医療教育体制を展開していきます。

教育・研究の中心的役割を担う1号館

1号館の2〜3階に講義室、図書館、情報処理室があります。4階には薬剤師の中心業務となる調剤を学ぶ場として「模擬薬局」を完備し、病院薬局実習、保険薬局実習を行います。また、三重県薬剤師会との包括協定の取り組みによる、シミュレーション・ラボ(薬局薬剤師等在宅医療研修施設)も設置されています。

臨床薬学センター(1号館 4階)
臨床薬学センター(1号館 4階)

自己学習のための2号館

2号館は、自習のための教室が複数あり、各学年に割り当てられています。また、薬学共用試験(CBT)のための部屋もあります。

薬局実習イメージ
薬局実習イメージ

 

実験実習・研究の中心的役割を担う5号館

5号館の1〜2階には、100名が同時に実習できる実習室を備えています。また、最新の実験機器を備えた共通機器設備、各研究室の教員や配属生が研究を行う実験室があり、大学の研究活動の中心を担っています。少人数のグループ学習等に使用できるセミナー室もあります。屋外には、モバイルファーマシー(在宅医療・災害支援用移動薬局車両)が設置されています。