学科・専攻の特色

養成する人材像

病院前救急医学に関する諸科学と救急・災害医学に精通し、博愛精神を基本に人の痛みや苦しみに目を向け、 生涯にわたって継続的研鑽・学習に励み、専門的知識・技術の水準を維持する能力を身につけ、幅広い分野で活躍できる救急救命士を養成します。

授業紹介

健康安全実習


救急隊が到着するまでに行うべき「いのちを救う知識と技術」「事故予防」を学ぶ
自他の生命を尊重し安全で健康な生活を営むためには、日常生活において事故を防止するために安全管理を徹底し、災害時には自助・互助・共助で助け合う博愛の精神を涵養させておくことが大切であることを理解します。本科目では、ファーストエイドを実践する際の心得、ファーストエイドの基本、急病、けが、止血、搬送、救護、胸骨圧迫や人工呼吸の方法、AED(自動体外式除細動器)を用いた除細動、気道異物除去法、水の事故防止の方法の知識や技術、救急医療に役立つ専門用語について学習します。

臨床実習


命を守る最後の砦“救命救急センター“で救急医療の実践や多職種連携について学ぶ
医療機関では、多くのメディカルスタッフが医療専門職として働き、他職種と緊密な連携を図ってチーム医療が実践されています。また、救急搬送された傷病者が医療機関でどのように治療されているのかを確認し、救急隊と医療機関との連携の大切さを理解します。本科目では、医師や看護師など医療専門職から直接、患者を前にした指導や教育を受けることで、患者に接する医師の診察、問診、検査、診断、治療など診療に伴う一連のプロセスを学ぶことで疾病や症候、医療専門職の業務内容、医療機関の機能について学習します。

学びの特徴

POINT 1

医療・福祉の総合大学として全学科混成のクラス編成で、全学科共通の授業「医療人底力教育」を通じて多職種連携を深く学ぶことができます。
「チーム医療」を学ぶことで、チームを組む他職種を理解します。

POINT 2

2021年4月に開院した「完全独立型緩和ケア病院」(附属桜の森病院)を有する大学で「遺族看護学」「スピリチュアル・ケア概論」を学び、救急救命士として必要とされる「死生観」を構築することができます。

POINT 3

病める人や災害弱者の立場と苦しみを理解した上で、ご家族も同様に支援する「救急救命家族支援論」を学びます。

POINT 4

事故や病気により変化した患者の日常生活行動への支援を行うための「救急健康生活支援技術論」を学びます。

ギャラリー