この度、鈴鹿医療科学大学大学院医療科学研究科東京サテライトキャンパスが、平成21年4月の開設から十周年を迎え、感謝の集いを開催しました。心から嬉しく思いますと共に、その発展を支えて下さった多くの皆様に謹んでお礼を申し上げます。
大学院医療科学研究科は、平成8年 4月に千代崎キャンパスに開設された大学院医療画像情報学研究科医療画像情報学専攻(修士課程)に始まり、平成11年4月に博士後期課程を開設し、大学の学部・学科の新設に伴い大学院研究科の専門分野を新設して、平成22年4月に現在の名称に改称されました。本研究科の教育目標は、日々進歩し発展する医療技術に対応できる柔軟な適応力と高度な知識技術を有し、チーム医療にも貢献できる能力を持った医療人の育成です。現在では12専門分野(千代崎キャンパスに放射線情報学、医療栄養学、臨床検査学、理学療法学、医療福祉学、臨床心理学、臨床工学、医療情報学、鍼灸学;東京サテライトキャンパスに医療画像学、放射線治療学;名古屋サテライトキャンパスに医療情報実践学)が設置されており、来年度からは白子キャンパスに看護学分野が開設されます。
東京サテライトキャンパスは、既に社会人として第一線の病院業務に携わっている診療放射線技師が、臨床現場で見出した課題、解決すべき課題、あるいは深化させたい課題を研究し、解決し、深化発展させる場として創設されました。開設準備に当たられた当時の大学関係者、講義室提供など物心両面で支援して下さった日本診療放射線技師会、多忙な業務時間を割いて大学院生の研究指導をしていただいた客員教員の先生方に深謝しますと共に、東京サテライトキャンパスの真の主人公であり、仕事と研究を両立させながら学び巣立った大学院生諸君に、心から感謝と祝福の言葉を贈りたいと思います。
開設十年目が本研究科と東京サテライトキャンパスの更なる発展の契機となることを期待して、結びの言葉に致します。
鈴鹿医療科学大学 医療科学研究科 医療科学専攻
研究科長 葛原茂樹