4月2日(火)白子キャンパス講堂において令和6年度入学式を挙行し、学部649名、大学院29名が新たな一歩を踏み出しました。来賓の方々にもご臨席を賜り、入学生全員が一堂に会しました。
豊田長康学長は、「ご入学おめでとうございます。医療・福祉スペシャリストになるには高度な知識・技能を修得することだけではなく、幅広い教養を身に付けるとともに、病者を思いやる暖かい心や、高い倫理観を養う必要があります。そして、最近の医療・福祉の現場では、様々な専門職から構成される多職種連携チーム医療に貢献することが重要視されています。本学では、皆さんがそのようなチーム医療にスムースに貢献できるよう、医療人底力実践や多職種連携教育など各種の実践的教育プログラムを準備しています。ぜひとも、友達や教職員・地域や国際的な交流を深めて充実したキャンパスライフを楽しみ、『知性と人間性を兼ね備えた医療・福祉スペシャリスト』に成長していただくことを期待しています」と式辞を述べました。
また、髙木純一理事長は祝辞で「医療福祉産業の就業者数は右肩上がりで、製造業を抜いて日本最大の産業になるとも言われています。皆さんには『初心忘るべからず』という言葉を贈ります。この言葉には2つの意味があります。一つは、入学した今抱いている気持ちを大切にして欲しい、ということです。もう一つは、語源となっている室町時代の能楽師である世阿弥は著書『花鏡』の中で、初心というのは不慣れ・未熟さを意味し、自分が不慣れ・未熟ということを忘れずに一生懸命に勉強しなさい、と述べています。教職員全員が全力で皆さんをサポートしていきます。そして、大いに青春を謳歌し、生涯の友を作って見聞を広げてください。そして2つの意味の初心を忘れずに、発展する医療福祉業界で活躍し、光り輝くスペシャリストとなっていただきたいと思います」と激励の言葉を贈りました。
入学生代表として薬学科の玉置心音さんが、「鈴鹿医療科学大学の学生としての誇りをもち、今まで支えてくれた家族をはじめとする多くの人たちへの感謝を忘れず、自らの夢や目標に向かって日々努力し、豊かな大学生活を送ることを誓います」と宣誓をしました。