11月26日(日)に開催された「パープルリボンウォーク&セミナー 2023 in 津」に医療栄養学科3年生8名、4年生4名、教員2名が参加しました。三重大学医学部附属病院では、「三重パープルリボン」として膵がんに対する地域啓発活動および膵がん患者さんと家族に対する教育・支援活動を全国に先駆けて行っています。今年は、管理栄養士を目指す学生もぜひ参加をと声をかけていただき、栄養診療部の先生方とコラボさせていただきました。販売ブースでは市内の事業者が提供する三重パープルリボンオリジナル菓子とともに、コラボ商品である「パープルドーナツ」の販売を行いました。
パープルドーナツは、紫いもパウダーを使ったドーナツで、本イベントのテーマ色である「パープル」にこだわりました。いかに綺麗に紫色を引き出すか試行錯誤し、化学の知識を活かしてレモンがほんのり香るドーナツに仕上げることが出来、たくさんの方にお手に取っていただきました。参加者が持ち帰ったお菓子をきっかけに、膵がん撲滅に向けた三重パープルリボンの活動がより多くの人に伝わることを期待しています。
今回の活動を通して管理栄養士の先輩である栄養診療部の先生方やセミナーや栄養相談を担当された他の病院管理栄養士の先生から、管理栄養士としての心構えをお聞きすることができ、学生たちには非常に貴重な経験となりました。また、実際に参加されている方と触れ合えたことで、疾病と向き合われている方々をより現実的に考える機会となりました。学生たちが、膵がん、そして膵がん患者さんを知る機会として大きな意義を持つパープルリボンでの経験をこれからの勉学の中で活かして取り組んでくれることを期待しています。
-医療栄養学科 准教授 印南 京子 助教 若杉 悠佑-