9月14日(木)に第21回薬学セミナーがzoom開催しました。本学薬学部では教員間での相互理解を深め、共同研究の可能性を模索する目的で薬学科教員のセミナーを開催しています。また、クローズドの会ではなく広く公開もしています。そのような中、第21回目のセミナーでは病態・治療学分野、病理学研究室の伊奈田教授に「粘膜免疫誘導ワクチンの開発」について、衛生薬学分野の伊藤助教には「金属輸送体を介した血管内皮細胞のカドミウム毒性発現機構」についてご講演をいただきました。
伊奈田教授には粘膜免疫誘導新規ワクチン開発に参加された時のお話や、ワクチンに関するADEの事や、伊奈田先生がお持ちの広い知見について講演していただきました。
伊藤助教には、カドミウムが示す毒性発現の初期機構について、①カドミウムによる直接的な作用と、②カドミウム傷害細胞から分泌されるTGF-β1刺激の間接的な作用による金属輸送体ZIP8発現亢進について講演していただきました。
両先生共に、とてもアクティビティの高い研究活動を大変わかりやすく講演していただきました。伊奈田教授、伊藤助教ともに今後のご活躍を祈念いたします。
詳細につきましては、添付のスライドをご参照ください。
―薬学部 薬学科 助教 及川弘崇―
■薬学科 伊奈田宏康 教授
スライド
■薬学科 伊藤佳祐 助教
スライド