看護学部看護学科在宅看護学 丸山幸恵准教授の論文「訪問介護員の就労継続意向と専門職アイデンティティおよび訪問看護師との連携の関連」が、第7回日本在宅医療連合学会大会において優秀論文賞を受賞しました。本学会は、在宅療養者の尊厳を守り、本人・家族のQOL向上と安心して暮らせる地域づくりへの貢献、さらには「生活」や「いのち」を支えるための学問としての「在宅医学」の創造・普及を目的として設立された学会であり、医師、看護師をはじめ在宅医療に関わる様々な専門職が活躍しています。
介護サービスとして需要の高い訪問介護は、人材不足が深刻化し、訪問介護員が意欲的に就業できるようなサポート体制の検討が必要です。在宅チーム連携の在り方について調査・分析した結果から、訪問介護員が認識する訪問看護師との関係構築からケア統一への連携形成過程を辿る連携行動は、訪問介護員の自己成長感や就業継続意向に関連していることが明らかになり、在宅サービス提供者が安心してケア提供できる環境となるように互いに議論できる関係性が重要であることが示唆されました。
この受賞を励みに丸山准教授の今後の研究がさらに発展することを期待し、看護学科教員一同お祝い申し上げます。
-看護学部長 倉田節子-