SUMS自然農園が「第1回 みどり戦略学生チャレンジ」チャレンジ賞を受賞しました

2025年03月26日

農林水産省主催「第1回 みどり戦略学生チャレンジ」に千代崎キャンパスに設置したSUMS自然農園を登録し、「地域共生社会の実現を目指したキャンパス自然農園の活動-伝統野菜の自然栽培から自家採種まで-」というテーマで1年間の取り組みを行いました。取り組みの結果を農林水産省へ報告したところ、2025年3月3日(月)に東海農政局からチャレンジ賞を受賞し、3月24日(月)に授賞式が行われ、代表学生が東海農政局担当職員より賞状と記念品を拝受しました。

農園での具体的な取り組み内容は、①発達に問題を抱えた子どもたちに療育の1つとして、学生と一緒に野菜栽培を楽しんでもらう、②農薬や化学肥料を使わない野菜栽培で自然環境に負担をかけないことや食の安全を考える、③自然栽培の種を自家採種していくことで一代限りではない持続可能な社会のあり方を考える、④三重県の在来種「御園大根」「三重なばな」を栽培して、在来種を守り食の伝統や文化を継承する、でした。

取り組みの結果、耕作、水やり、除草、苗の定植、種まき、種採りの作業に、昨年10月時点でのべ103人(子ども6名、保護者2名、学生48名、卒業生4名、教職員43名)が参加し、三重県の在来種を自然栽培で自家採種していくことを通して、地域の様々な人々とそして自然と共に安全で安心して生きていける社会とはどういう社会なのかを考える機会になりました。今回の受賞を励みに、引き続き「みどり戦略学生チャレンジ」として活動していきます。

-保健衛生学部 医療福祉学科 准教授 合田 盛人-