2025年2月1日(土)、SUMS自然農園に「家庭教師みっけ1)」から子どもたち4名とお父さんお母さん6名、代表者1名をお招きして、大根とジャガイモの収穫作業を行いました(昨年8月20日にみっけの子どもたちとお母さんに種まきをしてもらいました)。特に大根は三重の在来品種「御薗大根」で、伊勢沢庵になる大根です。スーパーマーケットなどでよく見る青首大根よりも細身で沢庵に向いている品種ですが、煮てもやわらかく美味しい大根です。すべての大根を収穫しないで、葉と根が大きく育っている2本を「種採り」用に残しています。今夏、みんなで1回目の種採りをしたいと思います。
作業後には、子どもたちとお父さんお母さんが一緒になって「泥だんご」づくりに盛り上がりました。野菜の成長や収穫を楽しみにするとともに、みんなで集まって交流できる機会にもなりました。
SUMS自然農園では、今年から三重の伝統野菜を栽培し、自家採種を繰り返すことで、絶滅の危機にある伝統野菜の栽培と保存を行っていきます。それも、地域に暮らすさまざまな人たちが、同じ立場で参加、伝統野菜を通した多彩な活動を展開し、一緒に楽しみ、豊かな地域社会を創り出していくことをめざしていきます。
-保健衛生学部 医療福祉学科 准教授 合田 盛人-
1)「家庭教師みっけ」は、発達にかたよりのある子ども専門の家庭教師事業を展開しています。