令和5年度文部科学省(大学改革推進事業)「地域の医療ニーズに対応した先進的な薬学教育に係る取組支援事業」採択
「東海地区連携で行う薬剤師不足地域でのアドバンスト実習とそれを活用した薬学生・薬剤師PBL学習プログラムの構築」の一環として、2024年1月22日(月)から1月26日(金)までの5日間の日程で、尾鷲紀北アドバンスト実習を実施しました。
1日目:尾鷲市 イシブチ薬局古戸センター(輪内地区への配達業務に同行)
2日目:紀北町 第一病院(須賀利地区の患者送迎に同行)⇒紀北町役場海山総合支所
3日目:尾鷲総合病院⇒アルフレッサ伊勢支店尾鷲出張所⇒三重県立尾鷲高等学校(高校生との交流会)
4日目:熊野古道(薬草の観察)⇒尾鷲市福祉保健センター(「こもれびカフェ」に参加)
5日目:実習のまとめとなる映像資料の作成
本実習は、⾼齢化や人口減少などの課題を背景に、地域の医療ニーズ(へき地医療、在宅医療等)に対応する質の高い薬剤師の養成を目的とするもので、三重県内では初めての実施となります。
本実習には、鈴鹿医療科学大学・名古屋市立大学・岐阜薬科大学・静岡県立大学の薬学部5年生5名が参加しました。学生たちは、机上の学習では知りえない地域の実情を自ら体験でき、新たな問題意識と地域医療への関⼼が育まれました。今回の貴重な経験をこれからの学びに活かしてくれることに期待しています。
-薬学部長 大井一弥-