「医療人底力実践展開」を実施しました

2022年04月13日

2022年3月22日、24日、25日の3日間の集中講義で「医療人底力実践展開」を実施しました。2021年度の受講者は前年度より大幅に増え、8学科5専攻 計77名の学生が履修しました。高齢の模擬患者さんが参加されることもあり、今回は完全遠隔の授業となりましたが、メディア(三重テレビ、ケーブルテレビ、伊勢新聞)の取材もあり、本学における多職種連携教育への取り組みを広く学外へ発信する機会となりました。

底力実践展開は、多職種(=多学科)からなる学科混合チームを編成し、模擬患者の抱える問題を抽出したのちに解決策(ケアプラン)を立案するワークショップとなっています。

講義を担当する教員の多くは医療資格を有しており、専門職として学生へアドバイスするだけでなく、ファシリテーターとして学生のケアプラン作成を補助しています。講義後の学生の振り返りでは、「患者が抱えるニーズに的確に答え、その方が望む生活を行うためには、多職種で連携し共同することが重要であると気づいた」、「自職種が多職種連携においてどのように役立っているのかがわかった」、「多職種連携を実際に行うことで自分の足らない部分や、他職種、自職種の重要性を学ぶことができた」など多くの気づきがありました。

「医療人底力実践展開」は今年度より「事例で学ぶ多職種連携」と名称が変更となり、2023年3月下旬に開講予定です。多くの学科・学生のみなさまに履修していただけるよう準備しております。最後に、ご協力を賜りました担当教職員のみなさまに心よりの感謝を申し上げます。

-医療人底力実践展開 担当・医用工学部臨床工学科 助教 川合真子-