医療福祉学科 医療福祉学専攻の就職内定状況がまとまりました。
令和3年度の就職内定状況の特色は、公務員・公的機関への就職内定者が就職希望者(25 名)の40%を超えたという点です。内訳は県職員1(福祉技術)、市職員3(一般行政職、福祉職、MSW)、市・町社会福祉協議会職員6の計10名です。3年時より公務員対策講座を根気強く継続してきたこと、児童虐待対応や家庭支援に高い専門性を持つ新資格「子ども家庭福祉ソーシャルワーカー」(仮称)の創設、国が認知症や知的障害などで判断力が不十分な人の権利擁護、意思決定を支援する成年後見制度の利用促進に向けて自治体に「中核機関」を設置(社会福祉協議会等への委託も可)するよう求めていることなどが背景にあると考えられます。
今後も高齢化は進み、児童虐待等も減少への見込みは立っていません。社会福祉専門職の 役割は地域社会の中で見直され、重要性が一層増すものと捉えています。次年度以降も継続 して公務員講座に取り組み、地域福祉の充実に向けて役立つ存在でありたいと考えています。
-医療福祉学科 医療福祉学専攻長 藤原芳朗-