医療福祉学科の教員が 日本サイコオンコロジー学会 教育功労賞を受賞しました

2019年10月31日

10月11日(金)東京都で開催された第32回日本サイコオンコロジー学会総会において、保健衛生学部医療福祉学科の中西健二准教授が教育功労賞を受賞しました。この賞は、サイコオンコロジー領域での教育研修分野において、大きな貢献が認められた個人に対して与えられるものです。

日本サイコオンコロジー学会は日本緩和医療学会が協働し、がん医療に携わる医師向けに、「悪い知らせ(例.難治がんの診断告知、再発・転移の告知、抗がん治療の中止など)」を伝える際のコミュニケーション技術研修会を全国各地で開催しています。

中西准教授は、このコミュニケーション技術研修会において学会認定ファシリテーターとして精力的に活動しており、がん医療の現場で患者様の意向に沿った患者-医療者間コミュニケーションが促進されるよう尽力してきた功績が評価され、今回の受賞となりました。

※ サイコオンコロジーとは
「心」の研究をおこなう心理学(Psychology;サイコロジー)と、「がん」の研究をする腫瘍学(Oncology;オンコロジー)を組み合わせた造語で、「精神腫瘍学」と訳され、1980年代に確立した新しい学問です。サイコオンコロジーでは、がん患者様とご家族の心理・社会・行動的側面など幅広い領域での研究・臨場実践・教育が行います。
日本サイコオンコロジー学会HP「サイコオンコロジーとは」