鈴鹿市と本学は「東西医学を融合した新しい薬膳」発信プロジェクトに関する協定を締結しました

2025年04月30日

4月28日(月)鈴鹿市と学校法人鈴鹿医療科学大学は、「東西医学を融合した新しい薬膳」発信プロジェクトに関する協定を締結しました。

鈴鹿市と本学は平成15年に「学官連携に関する協定」を締結し、平成30年には日本薬膳学会から「健康寿命の延伸を図る健美和膳の開発拠点形成」への協力を鈴鹿市へ提案するなど、健康寿命の延伸をテーマに話し合いを重ね、様々な取り組みを連携して実施してきました。

今回の協定はそれを更に推し進め、「東西医学を融合した新しい薬膳」を発信する手段の一つとして、日本薬膳学会が提唱する「新しい薬膳」を提供する施設を、白子キャンパスに隣接する桜の森公園内に整備することなどが実施計画に盛り込まれています。市民の健康寿命の延伸、食育推進や人材育成などを目的とし、立地を活かして公園の賑わい創出にもつなげていきます。

日本薬膳学会は、平成25年に髙木久代 代表理事(本学副学長・鍼灸サイエンス学科教授)をはじめ、本学鍼灸サイエンス学科と医療栄養学科の教員が中心となり設立されました。大学教員によって大学教育水準で薬膳に関する活動が行われている日本では唯一の学会で、東洋医学の中医学に立脚した食養生と、西洋医学の科学的根拠に基づく栄養学を融合した「新しい薬膳」の普及に努めています。

今後、双方の持つ資源を活用し、相互連携と協働により、市民の皆さまの健康増進に寄与してまいります。