
高度な画像診断機器を扱う診療放射線技師は現代医療には欠かせない医療スタッフです。特に近年、高齢化に伴いがんや循環器病にかかる人は増え続けており、医療放射線を扱う唯一の専門職である診療放射線技師の役割は、重要性を増しています。
診療放射線技師
医療画像のスペシャリスト。医師が必要とする部位を的確に撮影し、診断に活かします。
2024年度
100%
77.5%
第1種放射線取扱主任者
第1種作業環境測定士
エックス線作業主任者
ガンマ線透過写真撮影作用主任者
東野 姫花さん
石川県立羽咋高等学校出身
保健衛生学部
放射線技術科学科 4年
チーム医療の一員として、
コミュニケーションを大切にしながら
医師が診断しやすい画像を提供できる診療放射線技師をめざします。
診療放射線技師をめざしたきっかけは、医療の世界への憧れと、がんの患者の増加で放射線治療の需要が高まっていると感じたことです。国家試験の合格率が高く、実習で使用する装置が充実していることに魅力を感じ、入学を決めました。
放射線技術科学科の魅力は、臨床現場で使用されている最新の装置が豊富に揃っている点です。特にマンモグラフィやCT装置は最新の機器が揃っており、実際に機器を操作しながら学ぶことで、病院に勤務した際にスムーズに扱える自信がつきました。マンモグラフィの実習では、乳房を学生が装着し、検査の手順を体験する機会がありました。
授業で特に印象に残っているのはX線画像機器学です。CT装置の仕組みやスキャン方法など、撮影の基礎や仕組みを詳しく学びました。先生がアニメーションを用いたスライドを作成してくださり、X線の動きなど視覚的に理解しやすく工夫されていました。最初は難しく感じた内容も、演習を重ねることで少しずつ理解が深まりました。
また、臨床実習では初めて患者さまと接する機会があり、学内実習とは違う学びを得ました。高齢の患者さまにはゆっくりとはっきり話し、幼い子どもには目線を合わせて優しく接することの大切さを実感しました。
将来は、医師が診断しやすい画像を提供し、患者さまや医療従事者から信頼される診療放射線技師をめざしています。チーム医療の重要性が高まる中で、診療放射線技師としての知識や技術を磨くだけでなく、医師や看護師との円滑なコミュニケーションを意識しながら働きたいです。大学生活の中で積極的に質問し、多くの人と関わることが、将来の自分につながると感じています。
医療系総合大学の強みを活かして医療に重点を置いた栄養と食のスペシャリスト養成カリキュラムを推進し、この地域の病院、高齢者施設、産業給食、食品関連企業、行政機関など幅広い分野からの期待に応える人材の育成に努めています。
管理栄養士
食生活を支える仕事
栄養指導のスペシャリスト。
2024年度
84.4%
48.1%
栄養士
食品衛生管理者※令和6年度入学生から対象
食品衛生監視員※令和6年度入学生から対象
健康食品管理士
医療薬膳師
大杉 咲葵さん
三重県立いなべ総合学園高等学校出身
保健衛生学部
医療栄養学科 管理栄養学専攻 4年
患者さまが健康な生活を取り戻せるように
栄養面からサポートできる管理栄養士になりたいです。
幼少期に空手をしていた私の身体を気遣い、母が毎日栄養バランスを考えた食事を作ってくれていました。そのことがきっかけで食事が身体に与える影響に関心を持つようになりました。その経験から、栄養について専門的に学びたいと思うようになりました。
大学では実践的な授業が多く、特に臨床栄養学の授業が印象的です。実際の症例をもとに栄養素の必要性や最適な調理法を考え、調理まで行う授業があり、知識を実際に活かせるのが魅力です。また、献立を考える際に「野菜〇g」といった表記を実際の量として把握できるようになったことも大きな学びでした。食材の選択や旬の食材を活かした献立作成など、実際の現場で役立つ知識を得られる点がこの大学の良さだと感じています。
実習では、グループで症例患者さまの栄養評価を行い、それをもとに献立を作成し、その中の1食を実際に調理しました。食材の選択やレシピの考案、食材の適量の把握などを学ぶことができました。また、症例ごとの献立をリーフレットとして作成も行いました。見やすく整理し、わかりやすい情報提供をする練習にもなりました。
また、国家試験対策は手厚くサポートしてもらえます。
課題として国家試験問題が出され、次の授業で解説をしてくださいます。定期テストでも国家試験の問題が取り入れられているため、試験対策にもつながっています。
将来は、管理栄養士として、健康な生活を送ることが困難な方はもちろん、食事や栄養が体に与える影響をあまり意識していない健康な方に対しても、栄養指導を通じて健康づくりをサポートしていきたいと考えています。
臨床検査技師は血液や尿、組織の検査を迅速、正確に実施してその検査データを医師に提供します。医師は、そのデータを判断して確定診断、治療の方針を決定します。患者さまに必要な検査を正確に行える知識、技術を修得します。
臨床検査技師
正確かつ迅速な検査で病態の把握を行い、
医師との連携で患者さまの治療に貢献する。
2024年度
94.5%
84.6%
佐野 泉さん
三重県立津西高等学校出身
保健衛生学部
医療栄養学科 臨床検査学専攻 4年
実践的な学びを通して心電図や
超音波検査の技術を修得し
患者さまに信頼される臨床検査技師をめざします!
国家試験の合格率が高く、通学しやすかったことが決め手で入学を決めました。臨床検査技師という仕事は、医療現場で病気を最初に見つけられると分かり、病気の早期発見に貢献できる点に魅力を感じました。患者さまの命を支える重要な役割を担えることに強く惹かれ、この道を選びました。
この大学の良い点は、実習を通じて実践的な技術を学べることです。2年生から始まる実習では、講義で学んだ知識をすぐに実践に移せるため、知識が定着していきます。特に生理検査では、心電図や超音波検査の実習があり、教科書だけでは得られない経験を積むことができました。初めて超音波検査を行った際は、想像以上に難しく感じましたが、繰り返し練習することで少しずつコツを掴めました。
印象に残っているのは、病院での臨地実習です。患者さまへの声かけや対応の仕方など、教室では学べない現場のコミュニケーションの重要性を実感しました。言葉を発することが難しい患者さまにも寄り添いながら検査を行う技師の姿に、医療従事者としての責任とやりがいを感じました。
また、資格取得に向けた大学のバックアップも充実しています。授業では重要なポイントを丁寧に解説してくださるので、学修の指針が明確になります。国家試験に向けたサポート体制が整っているため、不安を感じることなく学修を進められます。
将来的には、迅速で正確な検査を提供できる臨床検査技師をめざしています。常に向上心を持ち、新しい知識や技術を積極的に学び続けることが大切だと考えています。患者さまに信頼される臨床検査技師となるために、これからも努力を惜しまず、知識と技術の向上に励んでいきたいと思います。
現在、高齢化に伴い、リハビリを必要とする人が増加しており、社会環境の変化や病気・障がいの重度化・重複化などの問題も顕在しています。理学療法領域においても、知識・技術、解決すべき課題の量は急速に増大しており、常に最先端のノウハウが求められています。本専攻は「学び方を学ぶ」教育を理念に、単なる知識の享受だけでなく、実践的な学修を通して自ら問題意識を持ち、調べ、考え、解決する力を身につけます。
理学療法士
身体機能を回復させる治療から日常生活能力の支援まで。
個々人に合った効果的なリハビリで、幅広いニーズに対応します。
2024年度
92.3%
89.6%
脇川 颯太さん
三重県立尾鷲高等学校出身
保健衛生学部
リハビリテーション学科 理学療法学専攻 4年
患者さま一人ひとりに寄り添い、希望を与え、
感謝される熱血理学療法士をめざします。
理学療法士をめざしたきっかけは、いとこがリハビリを受けていたことです。歩けなかったのに少しずつ歩けるようになったという経過を聞き、興味をもちました。進路を考えたとき、一番に思い浮かんだのが理学療法士でした。
大学に入学してからは、先生方の親しみやすさと手厚いサポートに感謝しています。分からないところがあれば丁寧に教えてもらえる環境があり、学年が上がるにつれて先生方の頼もしさを実感しています。しっかりと理解するまで指導してもらえるので、安心して学ぶことができます。
印象に残っている授業は評価実習で、特に評価実習では、関節の可動域を測定したり、筋力や触覚の検査を行いました。大学での実習は学生同士で行うため健康な若者での練習となりますが、実際に幅広い年齢層の患者さまに接するときには多くの課題に直面しました。どの程度の力を入れれば良いのか、どこまで動かせば良いのかわからなく、最初は戸惑いましたが、病院の理学療法士の方に指導を受けながら、現場での対応力を磨くことができました。患者さまの反応をよく観察し、変化に応じて適切に対応するスキルが身についたと感じています。
資格取得に向けたサポートも整っています。春休みには3科目模試があり、間違えた箇所を見直してノートにまとめる課題が出されます。なかなか自発的に勉強することは難しいので、振り返りの機会を与えてもらえたことはありがたかったです。
将来は、患者さまに元気を与えられる理学療法士になりたいと考えています。「ありがとう」と言ってもらえるような存在をめざしています。患者さま一人ひとりにしっかり向き合い、元気を分け与えられる理学療法士として、困っている人を助け続けたいと思います。
作業療法は、障がいをもった人を対象に作業活動を用いて生活全般に働きかけます。カリキュラムには、医療人としての基礎的な科目、国家試験の受験に必要な科目、専門領域の科目を履修することができ、幅広い知識を持った作業療法士の養成をめざしています。
作業療法士
生活における応用動作能力の回復、社会参加の促進など、その人らしい生活ができるようサポートを行う。
2024年度
100%
85.8%
装着型サイボーグ HAL®︎ 安全使用講習会 修了証
山口 心里さん
三重県立宇治山田高等学校出身
保健衛生学部
リハビリテーション学科 作業療法学専攻 4年
「会いたい」と思ってもらえる
作業療法士になることを目標に
まずは病院で働いて、経験を積んでいきたいです。
私は中学2年生の時に作業療法士という職業を知り、その道をめざすようになりました。もともと子どもが好きで保育士になりたいと考えていましたが、より多くの人と関わる仕事がしたいと思い、高齢者や障がいをもつ方々とも関われる作業療法士を志しました。高校1年生の時に鈴鹿医療科学大学に作業療法学専攻ができたことを知り、設備や環境が整っていることに魅力を感じ、ここで学ぶことを決めました。
作業療法学専攻で使用する校舎には、小児リハビリテーション室をはじめ、生理学実習室や基礎作業学実習室など、多様な設備が整っています。また、実践的な授業も多く、例えば基礎作業学実習では、革細工や陶芸など、実際にリハビリで行うさまざまな手作業を学ぶことができます。また、先生方がとても気さくで、学生との距離が近いため、すぐに質問できる環境が整っている点も魅力です。
病院での臨床実習では、現場での対応力やコミュニケーションの重要性を学びました。特に急性期の実習では、患者さまの血液データや食事状況を考慮し、リハビリのプログラムを立てる経験をしました。
私の将来の目標は、「会いたい」と思ってもらえる作業療法士になることです。急性期の実習中に、患者さまから「リハビリは大変だけれど、あなたと話すと元気が出る」と言われたことがきっかけで、この目標をもつようになりました。知識や技術だけでなく、患者さまの気持ちに寄り添える作業療法士をめざし、まずは病院で経験を積んでいきたいと考えています。
社会福祉士と精神保健福祉士の2つの国家資格が4年間で取得可能な学科(専攻)は、三重県唯一です。合格率は全国平均を大きく上まわっています。卒業後は、約4割が公務員・公的機関で活躍しています。
社会福祉士
ソーシャルワーカーは、対象者の可能性を見出し、「自己実現の力」を引き出す専門職です。
2024年度
62.5%
56.3%
精神保健福祉士
2024年度
100%
70.7%
濵中 蒼依さん
三重県立木本高等学校(現:三重県立熊野青藍高等学校)出身
保健衛生学部
医療福祉学科 医療福祉学専攻 4年
ボランティア組織「ふくのね」で
地域の子どもたちと触れあいながら
地域貢献に取り組んでいます。医療福祉学専攻は少人数クラスで、学生同士が顔なじみの関係なので、グループワークでさまざまな意見を出し合うことができ、学びを深めることができます。先生は学生のことをよく考えて親身になって接してくれるので、気軽に相談することができます。
地域課題として、子どもたちに絵本の読み聞かせなどをする機会が少ないということがあげられていたので、医療福祉学専攻の中で「ふくのね」というボランティア組織を作り、学生が主体となって活動しています。地域貢献ができるのはもちろん、他学年とも交流することができ、親しい人とボランティアに取り組めるのはとても楽しく感じます。
授業では、福祉に関わる現場で働くさまざまな人の話を聞く機会があり、そこで現場のリアルな声を知ることができ、福祉に関わる人がどう役に立っているのかがわかり、興味深かったです。
私は児童福祉分野に興味があるので、児童相談所へ実習に行く予定です。今は事前学修を行っていますが、児童相談所が対応している児童虐待に関する相談が増加傾向にあるという実情を理解しました。実習では苦しんでいる子ども、その家族に対する支援はどのような方法で行っていくのか学びたいと思っています。
将来は、近年増えている虐待や貧困などで苦しんでいる人たちに自分から声をかけて、信頼関係づくりをしていきたいです。そして、その方々がより良い生活を送れるように支援ができる社会福祉士になりたいと思います。
本専攻では、心の仕組みを明らかにするとともに、臨床心理学の専門性を用いて、実社会や心理専門職領域において貢献できる人を養成します。入学者全員が公認心理師をめざすことが可能です。
公認心理師
(本学大学院あるいは他の養成大学院への進学か実務経験が必要)
臨床心理士
(本学大学院あるいは他の養成大学院への進学が必要)
認定心理士
(日本心理学会 認定資格)
児童指導員任用資格
心理学検定
(日本心理学諸学会連合認定)
社会福祉主事任用資格
齊藤 万安沙さん
三重県立神戸高等学校出身
保健衛生学部
医療福祉学科 臨床心理学専攻 4年
心理学の知識を活かし、相手の気持ちを理解しながら
寄り添っていける、温かい対応ができる心理職をめざします。
私は子どもの頃から心理学に興味を持ち、占いや歌詞の意味を深く考えることが好きでした。心理学を本格的に学びたいと思い、少人数制で学べる鈴鹿医療科学大学に入学を決めました。先生との距離が近く、また、少人数の方が自分の意見を言いやすく、授業に参加しやすいので深く学べると感じたからです。
大学では、先生方が親身になってサポートしてくれます。特に公務員をめざしていると伝えた際、ゼミの先生が独自に公務員対策講座を開いてくださり、同じ目標の仲間を集めて一緒に学ぶ機会を作ってくれました。また、医療人底力教育という他学科と連携した授業もあり、他職種との関わりを学ぶ貴重な経験ができました。
授業の中では心理演習Ⅲが特に面白かったです。コラージュ療法や描画法、動作法などを実際に体験し、学生同士で意見を共有することで、自分や相手の心の動きを深く理解できました。すでによく知っていると思っていた友人の知らなかった一面を知ることもでき、新しい発見がありました。
実習では、医療少年院の見学や犯罪被害者支援の講義、相談センターでの電話対応のロールプレイを経験しました。特に医療少年院の見学では、法務教官の方の話を聞き、「少年院に入る子どもたちは悪い子ではなく、考え方を学ぶ機会が必要なだけ」という考え方に共感しました。この経験を通じて、公務員として心理職に就きたいと考えるようになりました。
将来は、県職員や児童相談所の職員として子どもたちの支援に携わりたいです。
心理学の知識を活かし、相手の立場に立って考え、思いやりのある対応ができる心理職をめざします。
■ 鍼灸・スポーツトレーナー学専攻とは
■ 鍼灸学専攻とは
はり師
自然治癒力を引き出し健康な状態へ導く。
人にやさしい医療です。
2024年度
92.3%
73.9%
きゅう師
2024年度
100%
74.9%
トレーニング指導者(JATI)
ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA)
アロマテラピー検定1級・2級(AEAJ)
医療薬膳師
健康食品管理士
■ 医療機関
・勤務鍼灸師(病院・クリニック・施術所)
・整形外科のリハビリ
・内科、神経内科などの疾患治療
・レディースクリニック
■ 鍼灸治療院(独立開業)
・地域の保健医療に貢献
・開業しながらスポーツトレーナー
■ スポーツ分野
・プロスポーツチームなどの専属トレーナー
・プロアスリートのサポート
・スポーツ関連施設(フィットネスクラブ、大学などのトレーニング施設)
・トレーニングコーチ
・地域スポーツ指導者
■ 美容関係
・美容・健康関連施設(リラクゼーションサロンなど)
・美容鍼灸院
・レディース鍼灸
■ その他
・介護・福祉施設
・鍼灸師養成施設での学生への教育(教員)
一瀬 航舜さん
磐田東高等学校出身
保健衛生学部
鍼灸サイエンス学科 鍼灸・スポーツトレーナー学専攻 4年
プロのチームに帯同できる
スポーツトレーナーをめざして、
貪欲にチャレンジしていきます!私は、小学5年生からサッカーとフットサルを続けており、スポーツが大好きなのでスポーツに関連する仕事に就きたいと思っていました。進学先を検討していたところ、この大学なら鍼灸師とスポーツトレーナー資格の両方をめざせるとわかり、また、国家試験の合格率やサポートの手厚さも魅力に感じ、入学を決めました。入学して改めて感じたのは、本学の施設設備の素晴らしさです。鍼灸サイエンス学科の授業で使用できるフィットネスルームには本格的な器具が揃っており、大学附属の鍼灸治療センターでは2年次から実習ができます。鍼灸やスポーツトレーナーについて学ぶのにとても恵まれた環境だと思います。これまで受けてきた中で面白いと思った授業は、テーピングの実習授業です。授業を受けるまでは、ただ固めればいいと思っていましたが、同じ箇所を捻らないようにサポートする巻き方を教えてもらい、勉強になりました。最初の巻き始める時の角度を失敗すると上手くいかないことを学んだので、角度に気をつけて巻くようにしています。授業を重ねるうちにだんだん上達していることが実感でき、とてもやりがいを感じた授業でした。
卒業後は、スポーツトレーナーとして、プロのチームに帯同したいと思っています。この大学では、鈴鹿市に活動拠点がありリーグワンに所属するラグビーチーム・三重ホンダヒートにトレーナーアシスタントとしてインターン実習に行ける制度があります。教科書では学べない現場での経験ができる、またとない機会となるため、是非チャレンジしたいです。そして将来的には、アスリートから指名していただけるような頼られるスポーツトレーナーになりたいです。
救急救命士は、国家資格を取得して消防機関、公的機関(海上保安庁など)での活躍が期待されています。気管挿管や薬剤投与を行い、救急救命の現場において重要な役割を持つ職種です。さらに、近年では医療機関(病院)での活躍も期待されています。本学科では、豊富な現場経験を持ちながら研究者としての学術的な側面を持つ教員により、良質な教育を提供していきます。
救急救命士
上級救命講習
応急手当普及員
病院前新生児蘇生法コース(Pコース)
JPTECファーストレスポンダー
■ 消防機関
■ 医療機関
■ 民間救急
■ 警備会社
■ 警察機関
■ 海上保安庁
■ 自衛隊
■ 地方公務員(事務職) など
(2026年3月に1期生の卒業生を輩出予定)
松下 幸史朗さん
静岡県立浜松湖東高等学校出身
保健衛生学部
救急救命学科 4年
強い精神力のある救急救命士をめざして
勉強に部活に一人暮らしにと、
充実した毎日を送っています。私はもともと人を救う仕事に興味があり、消防官や救急救命士になれる学校を探していました。この大学は、救急救命学科が開設初年度だったので、設備も新しく、手厚い指導が受けられると思い、そこが決め手となりました。実習では4つのグループに分かれて少人数で行うことが多いです。グループごとに先生が1名ついてくださり、隊活動や特定行為についてしっかりと指導していただけます。2年次前期にアドレナリン投与などにつながる静脈路確保について学びました。とても難しい手技なので、授業中はもちろん、休み時間や自宅でも練習を重ねました。授業の終わりにスキルチェックというミニテストで先生に手技をチェックしていただくのですが、何度もチャレンジして合格することができました。ほかには、電話を使って医師に傷病者の容体を伝える実習もしました。基本的な言葉遣いはもちろん、医師に順序立てて容体を説明をしないと診断や搬送先の判断などもできないため、救急救命士にとって、とても大事な仕事だと思いました。
大学生活ではサッカー部の活動も頑張っています。サッカー部に入ったおかげで他の学科の学生との交流が増え、一生の仲間ができました。最初はメンバーも少なく活動も小規模でしたが、今では大会で優勝することもできるようになりました。勉強に部活に一人暮らしにと、充実した毎日を送っています。将来は、迅速かつ的確な処置を施せる強い精神力を持った救急救命士になりたいです。傷病者だけでなく、ご家族にも寄り添うコミュニケーションを大切にしていきたいと思います。