地域の医療ニーズに対応した先進的な薬学教育に係る取組支援事業「熊野尾鷲紀北アドバンスト実習」を実施しました

2026年02月03日

令和7年度文部科学省(大学改革推進事業)「地域の医療ニーズに対応した先進的な薬学教育に係る取組支援事業」採択 「東海地区連携で行う薬剤師不足地域でのアドバンスト実習とそれを活用した薬学生・薬剤師PBL学習プログラムの構築」の一環として、2026年1月19日(月)から1月23日(金)までの5日間の日程で、「熊野尾鷲紀北アドバンスト実習」を実施しました。

1日目:御浜町 紀南病院⇒紀南調剤薬局
2日目:紀宝町・熊野市 くまのなる在宅診療所・相野谷診療所・訪問看護ステーションほほえみ(各施設に分かれて訪問診療・訪問看護に同行)
3日目:尾鷲市 尾鷲市立尾鷲中学校(中学生との交流授業)⇒イシブチ薬局古戸センター(輪内地区への配達業務に同行)
4日目:紀北町・尾鷲市 第一病院(須賀利地区の患者送迎に同行)⇒尾鷲市福祉保健センター(「こもれびカフェ」に参加)⇒尾鷲総合病院
5日目:実習のまとめとなる映像資料の作成

本実習は、少⼦⾼齢化の進展などにより大きく変化する医療環境を踏まえ、へき地医療や在宅医療など、地域の医療ニーズに応えることのできる質の高い薬剤師の養成を目的として実施してきました。本事業への取り組みは、一昨年、昨年度に続き今年度で3年目となります。
今年度も、鈴鹿医療科学大学・名古屋市立大学・岐阜薬科大学・静岡県立大学の薬学部5年生5名が参加しました。学生たちは、机上の学修だけでは得られない地域の実情を自らの目で確かめ、新たな問題意識と地域医療への関⼼を大きく育むことができました。この貴重な経験が、今後の学びや将来の職業意識の深化につながることを期待しています。
本事業としての取り組みは今年度が最終年度となりますが、この3年間を通して得られた地域とのつながりや教育的価値は、今後も継続的に発展させていくべきものであると考えております。事業の枠組みは終わりを迎えても、その理念を受け継ぎ、地域に学ぶ機会を形を変えながら継続し、さらに充実させていくことを目指してまいります。

-薬学部長 大井 一弥-