保健衛生学部医療栄養学科の若林成知教授が、全国栄養士養成施設協会より令和7年度「栄養士・管理栄養士養成施設の教員に対する会長顕彰」を受賞しました。本顕彰は、栄養士・管理栄養士の養成に関する教育・研究・社会貢献において、顕著な功績があったと認められる教員を表彰するものです。
若林教授は、これまで「青少年のための科学の祭典」や「ジュニアドクター育成塾」などを通じて、本学科の学生とともに食品を題材とした体験的な科学啓発活動に積極的に取り組んでこられました。これらの活動は、子どもたちに食品や栄養への関心を高め、科学的探究心を育むとともに、学生にとっても実践的な学びの場となっています。さらに、これらの経験から培われた「体験を通じた学び」の視点は、担当されている「生物有機化学」の教育にも生かされ、学生の理解をいっそう深めています。
一方で、生体分子の精緻な仕組みを手本に、新たな機能をもつ人工分子の創出を目指す特色ある有機化学研究を推進してこられました。こうした研究の着想は卒業研究にも反映されており、基礎研究を重視した教育を通して、将来の学術を担う管理栄養士の育成に力を注いでおられます。
若林教授の教育・研究、そして社会への貢献は、次世代の栄養士・管理栄養士の育成に大きな影響を与えており、今回の会長顕彰受賞は、これまでの長年にわたるご尽力と成果が高く評価されたものです。今後のさらなるご活躍を祈念し、医療栄養学科教員一同、心よりお祝い申し上げます。
-医療栄養学科長 三浦俊宏-








