救急救命学科の学生が立ち上げたサークル「P-BET(小児のための応急手当普及チーム)」が、5月14日(水)に鈴鹿市のさくら幼稚園で初めての普及活動を実施しました。
昨今、保育施設で園児がおやつのリンゴを食べたあとに窒息状態になり命を落とした事例や小学校で生徒が給食のうずらの卵を食べたあとに窒息状態になり命を落とした事例など、痛ましいニュースを目にすることがありました。このような悲しい出来事に対して「自分たちに何かできることはないか」との思いから、救急救命学科の学生が小児のための応急手当の普及を目的に「P-BET」を立ち上げました。現在は2年生を中心に活動を行っており、講習会の構成や資料を学生たちが事前に考えて用意し、当日の講師も担います。
この日は、同園の教諭21名を対象に、アナフィラキシーの理解やエピペンの使用方法、異物の除去などについて、体験学習をメインに講習を行いました。また、中日新聞、伊勢新聞、CTY・CNSの方々にも取材いただき、インタビューを受けた学生は、「今後も実践を交えた普及活動を行っていきたい」と意欲を語っていました。
今回の活動には、教員だけではなく、事務局の方々のご尽力もありました。学生は、そのことを忘れずに、今後も明るく前向きに活動していくことを願っています。
-保健衛生学部 救急救命学科 教授 神藏貴久-