本年6月17日(月)から21日(金)までの5日間、北海道大学フロンティア応用科学研究棟で開催された第8回日本-チェコ-スロバキア理論化学国際シンポジウム(The 8th Japan-Czech-Slovakia International Symposium on Theoretical Chemistry: JCS8)において、本学薬学研究科の米田誠治教授が「演題:Interactions of in vivo anticancer-active dinuclear platinum(II) complexes with biomolecules(In vivo抗がん活性を有する白金(II)二核錯体と生体分子の相互作用)」について招待講演を行いました。約20年前に開始された本シンポジウムは、三カ国の理論化学者間の学術交流と友好関係の維持を目的として隔年に開催されています。
https://www.cat.hokudai.ac.jp/jcs8/index.html
以下は、シンポジウムに参加した米田教授のお話です。
JCS8は理論化学を議論するシンポジウムですが、共同研究者のJaroslav Burda教授(チェコCharles University)の提案により、今回唯一「実験化学」に関する講演をさせていただきました。このシンポジウムに参加する前はBurda教授以外に知人はいませんでしたが、日本、チェコ、スロバキアの理論化学者の皆さんに温かく迎えていただき、新たに親睦を深めることができ、有意義な時間を過ごすことができました。特に、講演に対して多くの質問をいただけたことは、非常に大きな収穫でした。シンポジウムを開催して下さった中辻博先生、長谷川淳也先生および実行委員の皆様に、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
-副学長(大学院・研究担当)鈴木 宏治-