10月28日(土)13時より白子キャンパス1号館1701教室において、第16回薬学部健康講座を開催しました。今回は、「知って、なっ得、認知症!~認知症研究から予防を考える~」と題して本学薬学部 郡山恵樹教授にお話をいただきました。
200名収容の大きな教室を準備しましたが席が足りず、臨時席を追加するほどの大盛況となりました。講演では、アルツハイマー型認知症の発症や進行のしくみについて、詳しく解説していただきました。そして、先生の最新の研究成果である食事に含まれる「糖」との関連をわかりやすく紹介していただきました。認知症に関係する老化物質の量が、調理法で大きく変わるというお話については、講演後も多数の質問があり、とても興味を持たれたようでした。220名を超える市民の皆様が真剣に学ぼうとする熱気を、教室の全体から感じることができた健康講座となりました。
健康講座の終了後、大学の教育施設の一部を見学していただきました。模擬薬局、模擬病棟、無菌調剤室など薬剤師教育に関わる施設を開放しました。講座をお聞きになったほとんどの皆様に見学していただき、とても混雑しましたが、素晴らしい施設とのお声をいただきました。災害支援用移動薬局車両「モバイルファーマシー」も見学していただきました。また、とても良い天気でしたので、1号館7階の高層からの鈴鹿市内の眺望も存分に楽しまれていました。
薬学部健康講座は薬学部が新設された2008年から連続して実施しています。想定を上回る多数の市民の方々に参加いただき、誠にありがとうございました。次回も秋頃に開催する予定ですので、皆様の参加をお待ちしております。
-薬学部-