看護学部の教員が国際学術集会でThe Best Presentationを受賞しました

2023年08月30日

看護学部看護学科成人看護学の井上佳代准教授が2023年8月2日(水)~4日(金)にインドネシアで開催された「6th AONS(Asian Oncology Nursing Society) Conference 2023 in Bali, Indonesia」にて、ポスター発表「Complementary Therapy as Self-Care Management for Cancer Survivors」を行い、The Best Presentationを受賞しました。AONSはアジア諸国(中国、韓国、台湾、タイ、フィリピン、インド、インドネシア、シンガポール、香港、日本)のがん看護に、教育的、科学的な点から貢献することを使命として活動している学会で、2年に1回Conferenceが開催されています。

発表は、本学大西和子客員教授が科学研究費の助成を受けた共同研究の一部として、がんサバイバーを対象にCT(Complementary Therapy)を用いた介入研究の結果を報告しました。がん患者は、がんによる症状や治療による副作用が出現するなか、治療が終わった後も、再発の不安や治療の副作用とともに生きていきます。今回、報告された介入研究は、がんサバイバーが自分自身で体調を整え、ケアしていくためにCT実践し、少しでもQOLの高い生活を送るための一助となることが示され、その成果が高く評価されました。この受賞を励みにがん看護に貢献できる研究を続けられ、井上准教授の今後の研究がさらに発展されることを期待し、看護学科教員一同お祝い申し上げます。

-看護学部長 倉田節子-