臨床工学科主催の市民公開講座を開催しました

2023年03月30日

2月19日(日)千代崎キャンパスJART記念館大講義室において、臨床工学科主催による市民公開講座を開催しました。小学生から一般市民の方、教職員の方々にご参加いただきました。

今回は、「カレンダーの数理」というテーマで、臨床工学科の桑野泰宏教授にご講演いただきました。

日本で明治5年まで使用されていた「太陰太陽暦」の仕組みや六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)について、また、ローマ歴から続く現代の太陽暦ついての解説をいただきました。現在使用されているグレゴリオ暦について、閏年のパターンや曜日について400年周期で変化することについても話されました。

地球から見て、太陽は1年かけて通り道である黄道と天の赤道の交点の位置から移動して元の位置に戻り、その時間を太陽年と呼びます。このため、暦の制作には天文学の知見が欠かせないことや、「時」の捉え方は、国や社会、文化、民族、宗教などにより、異なることも説明され知識が深まりました。

小学生から理解できる内容で、暦の力についてわかりやすく教えていただきました。