『マスクを外し会話をしながらの飲食』はもう少し延期しよう!

2022年12月20日

新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっています。本学の学生にも感染者が発生しています。若い人が感染しても軽症で経過する例が多く、緊張感が薄れつつあります。しかし、元気な感染者から高齢者や糖尿病、悪性腫瘍などの基礎疾患がある人に感染した場合は重症となり、死亡することもあり得ます。また、感染した学生は実習先から実習不許可の指示が出ることがあり、学業への影響も考える必要があります。つまり、医療系の大学である本学の学生は、感染防止に努める必要があります。

学生の感染経路として増加しているのは、友人たちとマスクを外して会話をしながら食事をすることで感染が成立するケースです。このような感染は阻止することが可能です。友人たちとマスクを外して会話をしながら食事をすることを行わなければよいのです。

新型コロナウイルス感染症に有効な抗ウイルス薬がありますが、使用条件が決められており、誰でもその処方を受けられるわけではありません。普段健康な学生が新型コロナウイルスに感染しても、抗ウイルス薬は処方されないと思います。やはり、感染しないことが重要です。友人たちと会話をしながら、マスクを外して飲食をすることはもう少し延期しましょう。

-保健衛生学部 救急救命学科 教授 大西健児-