日本薬膳学会は、東西医学を融合した日本独自の薬膳の確立をめざし、2013年に本学の教員が中心となって設立されました。「日本風土に根差した」「日本人に適した」「日本から発信する」薬膳を科学的な視点でとらえながら研究・実践するとともに、それらを担う人材育成に尽力しています。
「いつまでも美味しく食べられる未病を癒す旅」をモットーに、学会の活動を通じて様々な分野とのコミュニケーションを活発に行い、分かりやすい薬膳とその活用法を広めることを目的としています。この度、代表理事 髙木久代副学長の書籍が発行されました。
「60歳からの薬膳 ~食とツボで生涯イキイキ~」
著 者:日本薬膳学会 代表理事 髙木久代
出版社:かざひの文庫
発行日:2025年12月11日
人は誰しも健康に年をとり人生を閉じるまで自立して、美味しく食事をいただきたいと願っています。アンチエイジングといわれることも多いですが、日本薬膳学会では「ヘルシーエイジング」と名づけ、いつまでも元気でいられるような「健康長寿食」として、中医学の理論を背景にした「薬膳」と、西洋医学の栄養学を融合した「新しい薬膳」の普及に努めています。
本書は特に60歳以上に起こりがちな身体の悩みや症状別に、お勧めの薬膳食材や具体的な薬膳レシピを多数紹介しています。馴染みのない食材も、これを機に食事に取り入れていただければ、これまでと違った新鮮な献立ができ、食べることが楽しく感じられることでしょう。その延長で健康になれればどんなにいいことでしょうか。身体の不調を和らげる食養生とともに、ご自身でできる「身体のツボ押し」の基礎知識も解説しています。皆さまの健康増進にぜひご一読ください。










