令和7年10月26日(日)に本学白子キャンパスで開催された日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同大会2025において、本学大学院薬学研究科の大井勇秀院生(D4)がベストプレゼンテーション賞を受賞しました。
大井勇秀院生は「毒性終末糖化産物 (Toxic Advanced Glycation End-products: TAGE) による網膜-視神経系障害性とAGEs阻害剤による保護効果」について口頭発表を行いました。これまで糖尿病網膜症は主に網膜における血管新生が原因で視覚障害が起こると考えられていました。一方、郡山教授らは、グリセルアルデヒド由来のAGEs(=TAGE)は他の糖質で作られるAGEsと比べて非常に強い中枢神経障害作用を示すことを報告してきました。今回、大井院生らは糖尿病患者に多く存在するTAGEによる視神経障害機序を解析し、TAGEに起因する視神経の神経軸索変性が糖尿病網膜症の原因の一つになることを明らかにし、本症の制御の可能性を示して、高い評価をいただきました。本研究には、薬学科の古川絢子助教、郡山恵樹教授(指導教員)が共同研究者として参画しました。
-副学長(大学院・研究担当)鈴木宏治-


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