薬学研究科 第9回課題研究中間成果報告会を開催しました

2025年01月23日

1月22日(水)白子キャンパスにて薬学研究科の第9回課題研究中間成果報告会を行いました。例年になく暖かい気候となり、多くの参加者の中で大学院2年生の今井将嗣さんによる課題研究の中間報告が行われました。

近年は新型コロナウイルス感染症により制限された中で研究を行ってきましたが、ようやく通常の環境で研究できる体制となり、十分に検討を重ねた詳細な実験データが示されるとともに、研究結果についてわかりやすく説明されました。これらの研究内容は今後の進展が期待できる興味深いものであり、参加いただいた先生方から多数の質問もあって予定の時間を超える活発な討論となりました。

今回の中間成果報告会では、今井さんが「イリノテカン投与によるマウス足底部の色素沈着に関する研究」というタイトルで報告しました。これまでの研究に新たな知見を加えて進展させた内容で、研究が順調に進んでいることを伺わせる優れた発表でした。得られたデータを精査し、緻密に研究を重ねることで最終的な目標である患者のQOL改善へとつながることが期待され、今後の展開が楽しみです。

今回の課題研究中間成果報告会の研究内容は社会に貢献するものであり、今後もこのような質の高い基礎、臨床研究を発信するとともに有能な人材の育成に努めていきます。

-医療科学研究科 薬学研究科長 飯田靖彦-