メニューを開くメニューを閉じる
「チーム医療」を担う作業療法士
「チーム医療」を担う作業療法士

保健衛生学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻

2019年4月新設

入学定員 40名
授与学位 学士(作業療法学)
取得可能資格 作業療法士 国家試験受験資格
ロボットスーツHAL®安全使用講習会 修了証
(対象科目 履修者)
初級障がい者スポーツ指導員
(対象科目 履修者)

ますます拡大する
作業療法士の社会的ニーズ

2019年4月、
リハビリテーション学科 作業療法学専攻が誕生します。
作業療法学専攻は、三重県の大学では初の設置となります。
リハビリテーション分野では、患者数に対して
十分な治療を提供できていないのが現状です。
超高齢社会となり、理学療法士・作業療法士を増やすことは、
多くの医療機関において課題となっています。
こうしたニーズに量・質ともに応えるため、
認知症や脳卒中など地域包括ケアの一翼を担う
作業療法士を養成します。

学科長からの挨拶

理学療法士・作業療法士を目指す皆さんへ

「超高齢社会」を迎え、シニア世代をいかに支えて行くかが社会問題となっています。医療と福祉の専門職である理学療法士・作業療法士への期待は、この20年間で急速に高まっています。この期待は求人数の増加として客観的なデータとなっている反面、即戦力として患者様、御家族、医療機関や施設の他の職種から注目されていることを意味します。
本学では、学位授与の方針である「医療人として社会で自立するための底力となる汎用的技能、態度、常識、健全な心と体を備えている」ことを達成するため、(1)幅広い教養を身につけ、(2)高度な知識と技能を修得し、(3)チーム医療に貢献することを具体的な教育目標としています。また、(4)思いやりの心を育み、(5)高い倫理観を持つことも医療人にとって不可欠な資質です。リハビリテーション学科の教員は、全員が各専門分野の研究者として学会で活躍していると同時に、経験豊富な臨床家でもあります。さらにリハビリテーション学科の特徴的なカリキュラムと先進的な研究機器を用いた実験実習で、多様な学生の興味や進路に対応しています。
理学療法士・作業療法士の仕事とは一言で表せば、障がいを持った人がいかに幸せになれるかをサポートすることです。患者さん、利用者さんの満足度を高められるセラピストの卵を育てることが我々教員の使命です。従って教育内容には徹底したこだわりを持っています。4年間の勉強は楽ではありませんが、「患者さんを良くしてあげたい」と思える人、プロフェッショナルとしてキャリアアップを目指している人には、鈴鹿医療科学大学は最適な大学だと思います。

写真

リハビリテーション学科 学科長 畠中泰彦

教育について

教育の特色

01

ロボットスーツHAL®
を使って学べる

本学では他大学に先駆けて、最先端の治療技術を学ぶことができます。
サイバーダイン社が製造したロボットスーツHAL®を導入したカリキュラムはその一例です。下肢に装着するタイプのHAL® 医療用は、日本で8つの神経筋難病に対して医療保険適用の治療となり、ドイツでは脊髄損傷の患者さんなどを対象とした労災保険適用の治療に活用されています。
日々進歩する医療・福祉の現場に対応できるよう、最先端のリハビリテーションを学ぶことができます。

写真

ロボットスーツHAL®単関節用による上肢の治療

02

「チーム医療」が
しっかりと学べる

医療技術の高度化・複雑化が急速に進む現状において、患者さん中心の高度で安全な医療を提供するためには多職種連携が不可欠です。
本学では、「医療・福祉の総合大学」としてのメリットを活かし、1年次は学部学科の垣根を越えた全学共通の基礎教育「医療人底力教育」を実施しています。
「チーム医療I」の講義では、医療・福祉の各職種についてどのような仕事をし、どのような役割でチーム医療に関わっているかを中心に学びます。

チーム医療概念図
03

「地域医療」と
連携して実習できる

2020年東京パラリンピック、2021年全国障害者スポーツ大会in三重に向けて、選手サポートや大会サポートを実施予定。初級障がい者スポーツ指導員の資格を取得し、卒業後も幅広い分野での活躍が期待できます。

写真
04

「卒業後」も
キャリアアップが
できる

リハビリテーションが必要な分野は、整形外科や神経内科、脳外科、呼吸循環器科、消化器内科、小児科など広範ですが、本学科では全分野の教員を配置。さらに、より高度な知識を求める学生に大学院進学の道も用意しています。
本学の卒業生も、大学院在学中に国際学会での研究発表、国際学術誌への論文投稿を経験し、世界でも通用する専門家として活躍中です。

写真

カリキュラム

※2019年度入学者用のカリキュラム予定であり、
変更になる場合があります。(平成30年4月現在)

3つのポリシー(ディプロマ・カリキュラム・アドミッション)3つのポリシー(ディプロマ・カリキュラム・アドミッション)
3つのポリシー(ディプロマ・カリキュラム・アドミッション)

4年間の流れ

作業療法概論

リハビリテーションの概要を基礎にして、その一手法である作業療法の全体について、様々な障害分野の角度から作業療法のキーワードである、治療者、作業、集団、治療構造の側面より基本的知識を習得する。また、作業療法の歴史や他の国における作業療法についても概説し、日本のみならず世界的な視野を持てるように学習する。さらに、作業療法に関係する福祉制度にも触れ、具体的な病院での作業療法の役割について説明する。

基礎作業学

作業療法における、「作業」とは何かを理解し、人が作業することの意味やその価値を学ぶ。作業療法では、作業は目的であり手段にもなり得ることから、作業学の概要、作業の治療的活用法、作業遂行に必要な要因、作業の有用性に関する理論、作業を科学的に分析する作業分析などの作業療法の治療原理の基礎について知識と技術を修得する。

日常生活活動支援学

日常生活活動(以下、ADL)は、対象者のQOL向上に深く関わっている重要な概念である。作業療法を実施するために、ADLの概念・範囲・意義を学ぶとともに、その評価方法を習得する。また、セルフケアを構成する主な動作・機能を知り、作業療法対象者の能力や環境要因などを考え、評価、援助が行えるように学習する。

実習設備

実習室や実験室など、実践力を身につけるための
充実した学習環境です。

日常動作訓練室

日常動作訓練室

障がい者や虚弱高齢者の日常生活動作(食事・更衣・排泄・整容・入浴など)をシミュレートできる機器を用いて、生活障がいへの援助方法や住宅改修の実習を行います。

筋電義手

筋電義手

電義手(電動義手)は切断者の腕にバッテリーとモーターを内蔵したソケットを装着し、皮下の筋肉の電気信号をスイッチとして力を入れると握る、離す機 能を持っています。練習用のキットを使って実習します。

光学式3次元動作解析システム

光学式3次元動作解析システム

人間の様々な動きを複数の計測カメラでとらえ、3次元座標に変換し、コンピュータ上で各種の分析を行う解析システムです。

3Dプリンタ・3Dスキャナ

3Dプリンタ・3Dスキャナ

近年、3Dプリンタの普及が進み、福祉機器へも応用されています。千差万別な個人の状態を、生活機能の把握から設計要件を抽出し、デザインプロセスを繰り返し試すことが出来ます。

小児リハビリテーション実習室

小児リハビリテーション実習室

小児リハビリテーション実習室では、乳児から青年期への発達期に生じる様々な問題に対応するため、感覚統合療法を中心とした理論を活用し、作業療法の基本的な知識と技術を学び、教育発達的支援や家族への支援などを身につける学習を行います。

臨床実習について

県内を中心に実習先を確保し、いろいろな分野を経験します。

臨床現場における実習を2年(見学実習)、3年(評価実習)、4年(総合実習)に行います。実習先は、複数の作業療法士が作業療法を行っている病院、施設で身体障がい、精神障がい、発達障がい、老年期障がいの分野を確保しています。学生が有意義な実習を送れるように、大学では実習授業で実践内容を教授します。また、実習中は教員と実習指導者が密に連絡を取り合い、教員は実習地に訪問をして、実習が円滑に進むように臨床指導者と協力して学生にアドバイスを行います。

学費

学費の詳細
学費の詳細

※ 学費は一括、分割のどちらかを選ぶことができます。分割の場合は入学手続時に前期分を納入し、入学年次の9月末に後期分を納めることになります。
※ 授業料には、施設・設備維持費、実習費が含まれています。
※ 上記以外に入学時に、教育支援の会会費、学友会費、学生傷害保険、同窓会費などの諸会費(平成30年度 実績 4年分103,370円)が必要となります。
また、本学では、学債の購入・寄附金の依頼等をすることは一切ありません。
※ 入学手続終了後、所定の期日までに入学辞退を申し出た場合、授業料の返金制度があります。

資格について

目指す資格

作業療法士(国家試験受験資格)

作業療法士は、病気や怪我など様々な原因によって、からだやこころに障がいや不自由さを抱える人に対して、医師の指示の下で作業療法を行い、日常生活に必要な能力を再獲得する訓練や指導をする医療専門職です。作業活動とは、食事や衣服の着替えなど日常の生活で行う動作や、仕事、勉学、遊びなど私たちの生活全般に関わる様々な活動のことです。

作業療法士が行う訓練では、日常的な動作や活動を取り入れていくことが多いです。例えば、洗濯物を干す動作や料理の動作をはじめ、手芸、織物、銅・革・竹細工、木工、園芸、農耕、楽器演奏、書道、将棋、ゲーム、スポーツ等といった、趣味のひとつとして行われるような動作も取り入れています。

患者さんが積極的に参加できる種目を選び、その作業を通して身体の機能回復を図るとともに精神面への働きかけも行い、社会や家庭復帰への適応能力を高めていきます。

取得方法

作業療法士養成課程のある学校養成施設で所定の課程を修了することにより、作業療法士国家試験の受験資格を取得することができます。

国家試験対策

1年次の早期段階から国家試験への意識づけと基礎力の強化に取り組みます。国家試験に対応したプログラムと試験対策のきめ細かなサポート体制を設け、確実に資格取得できるよう万全の体制を整えています。

これまでも本学では、医療・福祉専門職の国家資格取得に重点を置いています。授業や実習以外にも、国家試験対策講座や集中講義、模擬試験などを実施。一人ひとりに丁寧な指導を行い、毎年全国平均を上回る合格率を維持しています。

写真
作業療法士の国家試験合格状況

取得可能資格

ロボットスーツHAL®
安全使用講習会 修了証(対象科目 履修者)

本学ではリハビリテーション学科を中心に、HAL®を利用したカリキュラムを取り入れており、最先端の自立動作支援を学ぶことできます。安全使用講習会を受講することで、修了者にはHAL®の製造元であるサイバーダイン社から修了証が発行されます。

初級障がい者スポーツ指導員(対象科目 履修者)

地域でのスポーツ活動支援をするための環境作りと、主に初めてスポーツに参加する障がい者に対し、スポーツの楽しさや喜びを重視したスポーツの導入を支援するための資格です。

活躍の場

作業療法士の活躍の場

超高齢社会を迎えた現代社会において
作業療法士の活躍が期待されています

作業療法士は、医療や福祉・介護の現場はもちろん、保健・教育・職場など、社会活動の現場でも活躍しています。今後、高齢化が進めば、認知症ケアを主に担う作業療法士のニーズはさらに高まるでしょう。

活躍のフィールド

医療分野 総合病院、大学病院、精神科病院、
リハビリテーションセンター、診療所(クリニック)など
福祉分野 特別養護老人ホーム、障がい者施設、児童福祉施設 など
介護分野 老人保健施設、デイケア など
保健分野 地方自治体、保健所、地域包括支援センター など
職業関連分野 就労支援事業施設 など
教育・研究分野 特別支援学校、作業療法士養成校 など
活躍の場

活躍の場は広がっている

高齢者が住み慣れた地域で介護・医療を受けられるようにする「地域包括ケア」が推進されており、医療現場だけでなく、地域での施設や自宅への訪問など活躍の場は広がっています。

作業療法士と理学療法士の違い

医療や福祉の分野で幅広く活躍している理学療法士と作業療法士ですが、具体的な仕事内容や役割を知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで、理学療法士と作業療法士の仕事内容や違いについてご紹介します。

理学療法士 作業療法士
目的 基本動作の回復・維持・悪化予防 生活における応用動作能力の回復、社会参加の促進など、その人らしい生活の維持
仕事内容 起き上がり、立ち上がり、歩行訓練、座位保持、筋力強化、など身体機能の回復をサポート 手指訓練や食事・着替えなど生活に関わる訓練、物づくり・レクリエーション等楽しみのある活動も用いてからだやこころをサポート
活躍の場 一般病院・総合病院、リハビリテーション病院、老人保健施設、スポーツ関連施設など 一般病院・総合病院、リハビリテーション病院、精神科病院、老人保健施設、障がい者福祉施設児童養護施設など
保健衛生学部 理学療法学科はこちら 2019年より理学療法学科を改組し、リハビリテーション学科 理学療法学専攻に名称変更予定保健衛生学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻はこちら
保健衛生学部 理学療法学科はこちら 2019年より理学療法学科を改組し、リハビリテーション学科 理学療法学専攻に名称変更予定

よくある質問

作業療法士のやりがいは何ですか?

作業療法士が作業療法を行う対象は、障がいのある方で、すぐに結果が出るものではありません。
子どもから高齢者の障がいのある方に「作業活動」を通して働きかけていく過程で、大きな壁にぶつかることも度々あります。試行錯誤を繰り返し、患者さんと一緒に目標が達成できた時、自然とこぼれた笑顔を見られた時、新たな一歩を踏み出す支援ができたことに大きな喜びを感じます。
大変な仕事だからこそ、やりがいがあります。

作業療法士には、どのような力が求められますか?
また、どのような人が向いていますか?

作業療法士に必要な力は、人間や健康に対する知識力、コミュニケーションやチームワーク力、考える力です。作業療法士は、心身に不自由さを抱える人をサポートするため、相手に寄り添う気持ちと、親身になって話を聞くという姿勢がある方が向いています。たとえ素晴らしい知識や技術を持っていても、人を思いやるこころが持てないと、患者さんから信頼される作業療法士になれません。大学ではそれらを身につけ、臨床現場でも主体的に考えて行動できるように学ぶ授業を用意してあります。

作業療法士は、器用な人の方がいいですか?

作業療法士は、日常生活動作に支援の必要な方が、試行錯誤しながらも動作が一つひとつできるようなっていく過程をお手伝いする仕事です。不器用な方の方が、患者さんの気持ちがよくわかる場合もあります。器用かどうかではありませんので大丈夫です。

リハビリテーション学科では何を学ぶのですか?

理学療法士や作業療法士になるための勉強をします。
リハビリテーションに必要な知識は、人の理解、病気や障がいの内容、低下した心身機能を回復するための訓練や援助技術です。そして、それらの知識を実践に移す応用力を学びます。

理学療法士と作業療法士との違いは何ですか?

理学療法士は主に、立つ・歩く・座るなど基本動作機能の回復を担います。対象となる患者さんは子どもからお年寄りまで幅広く、健常者の健康維持・増進のための運動やスポーツ選手のケガの予防にも携わります。
一方、作業療法士は、書く・着る・食べるなど、応用動作機能の回復を担います。脳卒中や脊髄損傷など身体障がい、統合失調症、気分障がいなどの精神障がい、自閉症などの発達障がい、認知症などの高齢期障がいのある患者さんも対象です。職種こそ異なりますが、両者とも同じリハビリテーションの分野であり、共通する業務も多くあります。

施設や設備はどのようなものがありますか?

実習施設として、「基礎作業学実習室」「検査測定実習室」「生理学実習室」「小児リハビリテーション実習室」の4つの実習室を予定しています。他には研究のための「入浴実験室」があります。「基礎作業学実習室」では、陶芸・木工・革細工などの作業活動の実習を行い、「小児リハビリテーション実習室」では、感覚統合療法の実習を行います。「入浴実験室」では入浴動作の実習や入浴実験を行います。他の実習室は実習授業で使用します。

作業療法士国家試験は難しいですか?

作業療法士国家試験は、1年に1回、2月後半に行われます。(平成30年は2月25日) 作業療法士養成課程のある学校養成施設を卒業することで、受験資格が得られます。
平成30年2月に実施された作業療法士の国家試験での全受験者の合格率は77.6%、うち新卒者の合格率は85.2%でした。

どのような国家試験対策を行いますか?

1年次の早期段階から国家試験への意識づけと基礎力の強化に取り組みます。国家試験に対応したプログラムと試験対策のきめ細かなサポート体制を設け、確実に資格取得できるよう万全の体制を整えています。本学には、複数の医療・福祉系の学科や専攻があり、充実した国家試験対策により、高い合格率を維持しています。こうしたノウハウを活かし、学生一人ひとりの合格に向けバックアップします。

ページの先頭へページの先頭へ