卒業生紹介 理学療法学科

卒業生紹介 理学療法学科

山中元樹

コミュニケーションがリハビリ成功のカギ。
私の仕事を一言でいうと「病気や怪我で苦しむ人たちにリハビリの補助を行う」ことです。でも実際には、リハビリの補助以外にも様々な仕事があり、人とのコミュニケーション能力が重要になります。病気や怪我で苦しんでいる患者さまは、気分がふさぎこんでいることが多く、ただ単に「運動しましょう」といっても効果がないことの方が多いんですよ。そのため、患者さま一人一人の体と心の状態を把握して、「この運動をするとこれだけの効果がありますよ」と解りやすく説明することが大事です。私が勤務している部署では、基本的に一人の患者さまに対して1時間かけてリハビリを行うのですが、時には患者さまの話をきくだけで30分間が過ぎることもあります。それはムダなことではなく、患者さまの状態を把握して、リハビリを受けやすくしてもらうためには必要な時間なんですよ。
フレンドリーな地元の職場で働けることが喜び。
子供の頃から医療の世界には興味があったんですよ。小さい頃に、人間の体の秘密について書かれた本を読んで、そこから医療の仕事にあこがれを持っていました。少し経って中学生の時に、部活動で怪我をしたことをきっかけに「理学療法士」という職業を知ったんですよ。そして高校の時にタイミングよく、地元の鈴鹿医療科学大学が「理学療法学 科」を開設することを知って、進学を決意しました。卒業後は、同法人の別の病院に一年ぐらいいた後に、今の病院に移ってきたんです。職場の雰囲気はフレンドリーですし、元々鈴鹿出身なので、地元で働けるのはうれしいですね。三重県は名古屋や大阪に近くて交通の便も良いし、都会と自然がちょうどいいバランスで共存している場所ですから。
現場で働いてから変化した「学ぶ」ことの意味。
正直に言うと、学生時代は教えられたことを覚えるだけで精一杯でそれがどのように役に立つのかまで考える余裕がありませんでした。でも、卒業後に現場で働き始めてみると、先生から教わった患者さまの状態を実際に目の当たりにするので、学んできたことは全て意味があったということを実感しましたね。今では、休みの日に鈴鹿医療科学大学 に出かけて、お世話になった先生たちと一緒に研究活動をしています。新しい運動療法の発見や蓄積された患者さまのデータもあるので、より良いリハビリプログラムを考えているんですよ。もっと多くの患者さまにとって役に立つ研究をしたいと思っているので、これからもまだまだ勉強が必要だと思っていますよ。