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教育 鍼灸学部


 

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鍼灸学科

 学科長からのメッセージ  アドミッションポリシー  カリキュラム・ディプロマポリシー
 本学科の特長  めざす資格  鍼灸医学の将来を見すえた新しい教育体系
 授業科目  科目紹介  実習施設
 4年間の流れ  履修モデル  教員紹介
 Q&A        

学科長からのメッセージ

鍼灸学科 学科長 西村 甲
 鍼灸医学は、2000年以上前の中国伝統医学を基礎とした東洋医学の一つです。江戸時代に日本独特のアレンジを受け、慎重できめ細かな手技を確立し発展してきました。慢性的な疼痛、ストレスを基盤とする症候などは、現代医学的治療が困難で、鍼灸治療を要することがよくあります。また、スポーツ分野、美容分野に対しても鍼灸治療の有効性が報告されています。このように、現代西洋医学的治療では十分な対応が困難で、鍼灸医学が必要不可欠とされています。
 本学科において、鍼灸医学、東洋医学を学習することは当然のことです。しかし、鍼灸師も医療人として西洋医学の理解を深めることも必須とされています。このため、西洋医学に対する学習時間も非常に多く確保されています。全く体系を異にする東西両医学を同時に学習することは大変なことですが、現代医療の中で活躍するためには重要なことです。また、鍼、灸による治療を行うことになるため、付属鍼灸治療センターでの実習にも力を入れております。
 入学した学生が、学力、技能、ともに十分習得して、立派な鍼灸師として巣立っていけるよう、努力してまいります。皆さんも、古そうで実は新鮮で魅力的な鍼灸医学を是非学んでいただきたいと願っております。
 
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アドミッションポリシー

鍼灸学科が求める学生像

  現代の医療は、高齢化、疾病構造の変化、予防医学の重視といった流れの中で、「人間中心の医学」「こころのケアも含めた医療」へと転換することが要求されています。鍼灸学科は、こうした時代の要求に応えるため、以下のような鍼灸師の育成を目指します。 

・あらゆる痛みに適切に対応できる鍼灸師 腰痛・肩痛・頭痛など身近な痛みからガン患者の痛みまで、鍼灸師は様々な痛みと向き合 います。また厚労省の発表では、国民の健康問題として痛みの訴えが上位を占めています。 これらから、痛みの原因を探り取り除くことは、鍼灸に対する社会的ニーズであるととも に鍼灸師の重要な社会的使命と言えます。 

・プライマリケア/ 総合診療が理解できる鍼灸師 調子は悪いが検査で異常がみつからない方、複数の病気をもつ高齢者、何科を受診すれば よいか悩む方など、高度先進医療の現代においても、からだの心配事があるとき身近で相 談できる人、すなわちプライマリケアができる医療人が求められています。鍼灸師が学ぶ 東洋医学にはプライマリケアのエッセンスがつまっており健康問題に幅広く対応すること ができます。まさに鍼灸師の社会的使命がここにあると言えます。 

・医学の最新情報に明るい鍼灸師 鍼灸の効果は年々科学的に研究され、その成果が発表されています。最新、そして最善の 鍼灸治療を行うためには、これらの情報を収集し理解できる能力が要求されます。 以上の3点を理解し、実現するための意欲に富み努力を惜しまない人材を鍼灸学科では広く募ります。

具体的な人物像

  • 現代医療における鍼灸の役割を理解し、東洋医学のエキスパートとして国内外で活躍する

  • 他の医療従事者と共同して患者さまの治療に関わっていくことのできる広い知性と人間性を兼ね備えた人

  • 将来ゲノム研究、バイオテクノロジー研究、精神神経免疫学といった最先端の医学と鍼灸  医療を関連づけながら研究する意欲を持った人


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「治す」医学から「癒す」医学へー東洋医学への招待―
鍼灸学部

 物質文明として未曾有の発展を遂げた20世紀の世界―この時代の医学は、ひたすら患者様の「からだを治す」ことを追求し、大きな成果を挙げてきました。しかし、複雑な社会環境や人間関係、ハードな仕事がもたらすストレスに由来する「こころの病」が問題となるなか、今日求められているのは、もはや単に物体としての「からだ」を治す医学ではありません。いま大切なのは、一人の人間として患者様に向き合い、その「こころ」と「からだ」をひとつのものとして同時に「癒す」医学です。
 中国に起源を持ち、二千年以上の歴史を持つ東洋医学は、人間の「こころ」と「からだ」の結びつきを重視しながら伝承されてきました。鍼灸医学は何よりも患者さんの「こころ」と「からだ」に宿る「治ろうとする力(自然治癒力)」をサポートし、それを最大限に引き出すことをめざす医学なのです。
 このような鍼灸医学の長所は日本や中国だけでなく、アメリカやヨーロッパなど世界の多くの国々で見直され、東洋医学は新しい「最先端」の医療としてよみがえろうとしています。
 鈴鹿医療科学大学鍼灸学科は、「科学技術の進歩を、真に人類の福祉と健康の向上に役立たせる」という建学精神のもと、2004年4月に産声を上げました。鍼灸のみならず、世界の相補・代替医療に精通し、鍼灸治療効果や診断法の客観化に真摯に取り組む若い教員たちや、日本と中国で長年にわたって臨床、教育、研究に携わってきた中国人講師陣など、多彩な顔ぶれがここ鈴鹿に結集しました。

確かな技術とともに豊かな人間性を持つ
鍼灸のプロフェッショナルを育成します


カリキュラム・ディプロマポリシー

カリキュラムポリシー

鍼灸学部のカリキュラムポリシー
 本学建学の精神及び教育の理念に基づき、鍼灸学部に鍼灸学科を設置し、高度で学際的な鍼灸医療の科学・技術及び教養の教育と研究を行うことによって、鍼灸医療の高度な理論・医学的知識等を身につけた臨床家として、医療・保健・福祉の向上に貢献し、チーム医療の一翼を担うとともに、東洋医学に精通し、医療人にふさわしい教養と人間性を身につけた人材を育成することを目的とする。

鍼灸学科のカリキュラムポリシー
1.あらゆる痛みに対応できる鍼灸師を育成する。
2.プライマリケア/総合診療が理解できる鍼灸師を育成する。
3.進歩し続ける医療・鍼灸の状況を正しく理解し、安全で適切な治療を提供できる鍼灸師を育成する。
4.チーム医療の一員として活躍できる鍼灸師を育成する。
5.鍼灸学の確立と発展に貢献できる鍼灸師を育成する。

ディプロマポリシー

鍼灸学部のディプロマポリシー
 医療人として専門分野の学問内容について知識を修得し、人間性や倫理観を裏付ける幅広い教養を身につける。治療対象となる人の身体的・心理的・社会的な健康状態を科学的に評価し、患者及び住民の健康維持・増進と障害からの回復に寄与するために、医療人として責任をもった行動がとれる。

鍼灸学科のディプロマポリシー
1.対象者の健康状態や病的状態を正しく評価・判断し、適切な鍼灸治療を提供できる能力を身につけている。
2.鍼灸師としての強い責任感を持ち、相手の立場に立って地域医療に貢献しようという高い理想を身につけている。
3.キャリアデザインを持ち、学び続けることができる能力を身につけている。
4.チーム医療の一員として他職種の役割を理解し、協力しながら援助ができる素養を身につけている。
5.鍼灸学の学問体系確立に寄与できるように医学研究に必要な基礎的能力を身につけている。


本学科の特長
 鍼灸に関する専門知識・技術の修得はもちろんのこと、それ以外にも医療技術系大学の特長を活かし、他領域の科目も幅広く履修できるようにカリキュラムを編成しています。
 3年次には12科目の臨床鍼灸学を開講し、臨床能力の高いはり師・きゅう師を養成します。
 4年次には鍼灸治療センターでより質の高い臨床技術を養い、現代医療の最先端の状況を学びます。
 文部科学省の委託事業(平成18〜19年度「統合医療の科学的評価法開発と臨床指針作成」科学技術振興調整費による)を推進するほか、海外の大学・研究機関との学術交流、国際共同研究を積極的に行うなど、東洋医学分野で先進的な研究を推進し、教育に還元しています。
 
鍼灸医療とは? 国際的にも注目される最新の医療
アメリカ国立衛生研究所(NIH)は1997年に「鍼に関する合意声明」を発表しました。これは、鍼治療の効果を部分的にではありますがポジティブに評価したものです。これ以降、欧米では鍼灸医療を医療に導入すべく、積極的に臨床研究が実施されています。また、ドイツでは、医者10人に1人鍼治療行っているといわれるほど、鍼治療はポピュラーになってきています。

めざす資格

本学鍼灸学科で卒業に必要な単位を全て修得すると、厚生労働大臣が行う「はり師・きゅう師」国家試験の受験資格を得ることができます。
さらに三重県陸上競技協会とともに行うアスレティックトレーナー養成プログラムに参加することにより、「三重県陸上競技協会認定トレーナー資格」を得ることができます。また指定科目を履修することで。「健康食品管理士」の受験資格を得ることができます。

本学では早期から国家試験対策用の模試や講義を実施し、学生の皆さんのモチベーションを高めるとともに、確かな技術と知識が身につくように指導しています。


 はり師とは
鍼治療は、はり師によって患部や経絡の状態を診察したうえで、鍼を用いて治療します。病気の状況、体質などにより、鍼の種類や治療法が選ばれます。本学では、卒業に必要な単位を修得し、厚生労働大臣の行う国家試験に合格した方に免許が与えられます。
 きゅう師とは
灸治療は、きゅう師によってもぐさ又はそれに類するものを用いて治療します。鍼治療と同様に、心身機能のひずみを整え、自然治療力を活性化する効果があるとされています。本学では、卒業に必要な単位を修得し、厚生労働大臣の行う国家試験に合格した方に免許が与えられます。

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鍼灸医学の将来を見すえた新しい教育体系

東洋医学、中医学、西洋医学を融合した鍼灸学問の図教育課程は基礎分野・専門基礎分野・専門分野の三分野に分かれ、幅広い東洋医学的知識の修得を目指すのみならず、長い歴史を持つ中国・日本伝統医学と現代医学とを有機的に関連づけて学べるように構成されています。また「21世紀の医療において求められる鍼灸師像とは何か」という問題意識に立ち、真の医療人に要求される幅広い教養が修得できるように十分な配慮を行っています。

基礎分野
人文科学系、社会科学系、自然科学系、外国語系、スポーツ健康科学系の5分野で構成され、医療人としての基礎的教養を修得するとともに、現代の医療界全般における情報化、国際化の進展に対応できる優れたエキスパートとしての見識を養います。

専門基礎分野
大きく基礎鍼灸学、理論鍼灸学の二分野によって構成されています。

(1) 基礎鍼灸学:東洋医学、現代医学の別を問わず、人体の構造や機能、疾病の成り立ち、医療の本質について学ぶことが重要であることは言うまでもありません。本分野では、鍼灸医学の特長をふまえつつ、解剖学、生理学、病理学、医療概論などの科目を学んでいきます。
(2) 理論鍼灸学:東洋医学は、整形外科的な疾患のみならず、生活習慣病をはじめとする多様な病態に対応できる優れた体系を持っています。ここでは、東洋医学的な生理観、病理観、治療論について、その理論体系だけではなく、その歴史的な成り立ち、古典文献の読解をも含めて総合的に学んでいきます。実習では、講義での内容を基礎にして実際の診断方法、治療方針の立て方、臨床を念頭においた基礎実技などを学んでいきます。
専門分野
基礎分野、専門基礎分野で修得したことをもとに、現代医学的な病態把握の理解を深めつつ、鍼灸医学の臨床実践面について徹底的にトレーニングします。また卒業後の進路を見据えて、独立開業の方法や研究者としてのあり方についても総合的に指導していきます。

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授業科目

「鍼灸医学の総合大学」
本学では、鍼灸医学の将来を見据えた革新的なカリキュラムを組んでいます。特に三年時に開講される「臨床鍼灸学」では、スポーツや、整形外科、内科、高齢者ケアといった分野はもちろん、美容、耳鼻咽喉科など、12の分野にわたって鍼灸の専門領域をまなび、多くの疾患に対応できる、オールラウンドな臨床家の育成を目指します。また長い歴史を持つ東洋医学の成立ちと発展について理解を深める「鍼灸史学」や「鍼灸古典文献学」といった科目があることも本学ならではの特長です。
科学的思考の基盤(1年生)
数学/物理学/生物学/情報リテラシー ほか
人間と生活(1〜2年生)
哲学/歴史学/文学/法学/心理学/社会学 ほか
人体の構造と機能(1〜2年生)
解剖学/解剖学実習/生理学/生理学実習
疾病の成り立ちと予防及び回復の促進(1〜3年生)
病理学/衛生・公衆衛生学/内科学/整形外科学/脳神経外科学/麻酔科学/産婦人科学/耳鼻咽喉科学 ほか
基礎はり学・基礎きゅう学(1〜4年生)
中医基礎理論/経絡経穴学/鍼灸基礎理論/鍼灸古典文献学
臨床鍼灸学(3年生)
内科鍼灸学/整形外科鍼灸学/スポーツ鍼灸学/健康・美容鍼灸学/リハビリテーション鍼灸学/女性・小児鍼灸学/眼科・耳鼻咽喉科鍼灸学/痛みと鍼灸ケア ほか
実習・卒業研究(4年生)
総合治療学/卒業研究
 
※カリキュラムは年度により、変更になる可能性があります。
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科目紹介

健康・美容鍼灸学 いつまでも健康的で若々しくありたいというのは、古今東西を問わず人類の普遍的な願いです。鍼灸医学では「こころ」と「からだ」のバランス状態がそのまま体の表面にも現れると考えており、体表面を刺激することで心身全体のバランスを整え、シミやソバカスといった皮膚表面の問題や肥満や湿疹、円形脱毛症など美容に関連する様々な症状に対応しています。本科目では、「健美(健康にもとづく美)」という考え方に沿いながら、「人を美しくする」の鍼の技術と、その科学的な裏付けについて深く学んでいきます。
スポーツ鍼灸学 サッカーや野球、バスケットボールなど、現代は年齢を問わず多くの人がスポ−ツを楽しんでいます。しかしその一方でハードなトレーニングが原因となって故障したり、身体全体の調子を悪くする人があとを絶ちません。スポーツ鍼灸学ではスポーツに由来する様々な運動器の症状(テニス肘、ジャンパー膝、腰痛など)と治療法について実践的な知識を身につけるとともに、「どのような治療をしたら最大限のパフォーマンスを引き出せるのか」という観点から、そのアスリートのメンタル面を含む全身状態にアプローチする方法を主体的に学んでいきます。
中医基礎理論 中医とは中国伝統医学のことです。東洋医学(中医も含む東洋の医学)が現代医学と最も大きく異なるのは、治療に訪れる患者さんの全身状態(メンタル面も含めて)に常に配慮していることです。治療方法も患者さんの訴えをよく聞き、局所の症状だけでなく、その患者さんの体質や生まれ育ってきた環境などを総合的に判断して決めていきます。本科目では、こうした東洋医学の基本的な身体の見方、病気に対する考え方を基礎から学び、患者さんの苦痛を取り除くための基本的な知識を習得していきます。
統合医療論 統合医療とは、現代西洋医学に加えて、鍼灸や、マッサージ、アロマテラピーなど相補・代替医療と総称される医療を積極的に導入することで患者さんにより総合的なケアと治療を提供する医療のことです。今後、日本でも統合医療が実現されていくことと予想されますが、こうした医療体制の中で働くためには、さまざまな治療法や学問分野に対する知識が必要です。本科目では、第一線で活躍されている臨床家や研究者の先生方をお招きして、最先端の研究を紹介してもらいながら、統合医療時代にあるべき鍼灸師の姿について学生の皆さんとディスカッションしていきます。

 美容鍼灸学
    美容鍼灸学
   

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実習施設

東洋医学研究所に隣接して設置された鍼灸治療センターでは、日本伝統医学、中国伝統医学、西洋医学を統合した鍼灸医療を提供しており、県内のみでなく県外からも多くの患者さんが治療に訪れています。学生は1年次の導入教育の時に見学で入り、2年生から4年生にわたる鍼灸治療センター実習の際には専門の教員の指導のもと、少人数制で患者さんへの問診、検査法をはじめ、治療の実際を学んでいきます。

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4年間の流れ

1年:徹底した基礎医学の修得

鈴鹿医療科学大学鍼灸学部へようこそ。多くの新入生の方には、はり・きゅうはまだまだ未知の世界です。入学当初は先輩達が海岸でバーベキュー大会を開いてくれたり、先生方も研究室で鍼灸の世界のことを色々教えたりして皆さんの不安や疑問に応えてくれます。
講義について。本学科では将来皆さんが、病院で医師や他の医療スタッフ(看護師・栄養士・理学療法士など)と共同して患者さんによりよい治療を提供できるように、との願いから、解剖学や生理学といった基礎医学分野の教育に力を入れています。
また経絡経穴学や鍼灸技術学では、身体にある「ツボ」を正確に取り、身体に心地よい鍼や灸ができるようになるまで、教員が徹底して指導します。最初は初めてはりを持つ手がぎこちなかった学生さんが、一年後には立派な「鍼さばき」を見せてくれるまでに成長していきます。
この段階での学びが、将来皆さんが臨床家として患者さんの身体を診るときに最も重要な基礎になります。

新入生歓迎バーベキュー大会の記念写真
新入生歓迎バーベキュー大会の記念写真

解剖学実習
解剖学実習(遅くまで残って顕微鏡に向かっています)

鍼灸技術学の一コマ
鍼灸技術学入門の一コマ(ヨモギの葉を手ですりあわせてもぐさを作っています)

2年:現代医学、東洋医学の基礎知識を固める

1年生で学んだ基礎医学の知識をさらに広げ、理解を深めていくと同時に、二千年の歴史を持つ東洋医学の理論、実践について本格的な学習を始めます。1年生の頃と違い、基礎医学に関しては実習の時間が新たに設けられ、また課題を与えられての学習も増えるので大変ですが、学生さん達は遅い時間までお互いの身体を使ってツボを取り合う練習をしたり、骨や筋肉の位置を確かめるなどして頑張っています。

生理学実習の一コマ
生理学実習の一コマ。少人数制で取り組んでいます。

鍼灸技術学
鍼灸基礎技術学(二年生になると鍼の打ち方も大分上手になります)

学生の自主練習
学生の自主練習(放課後や講義の合間に学生同士でツボをとる練習をしています)

3年:多分野にわたる「臨床鍼灸学」!

鍼灸は、肩こりや腰痛といった運動器の障害やスポーツ障害ばかりでなく、花粉症やアトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患や婦人科疾患など、幅広い疾患の治療、ケアに応用することができます。本学科では、鍼灸の臨床分野を12の分野(健康・美容鍼灸学・内科鍼灸学・スポーツ鍼灸学・女性・小児鍼灸学・整形外科鍼灸学など)にわけ、それぞれの分野に精通した専門教員が、最新の知見に基づいてきめ細かい指導を行います。西洋医学の各分野についても三重大学附属病院で患者さんの治療に当たっている最先端の医師から講義を受けることができます。また、西洋医学、東洋医学の専門家を招いての講義も特徴となっています。こうした講義を通じ、東洋医学、現代医学の双方の病気観、治療に対する考え方を学んでいくのです。
また学園祭の学科発表などでは1・2年生をリードし、中心的な役割を果たします。

学園祭での発表
学園祭での発表(来場者に、体質にあった漢方茶を提供しています)

美容鍼灸学
美容鍼灸学(顔面の愁訴に対する鍼治療について先生から説明を受けています) 

三重大学教授による麻酔科学の講義
三重大学教授による救急医学概論の講義

4年:4年間の総仕上げ!

実習、卒論研究を通じて臨床家としての自覚を高める。
国家試験への準備が本格的に始まると同時に、実習を通じ臨床家として必要な実践的な知識を身につけていきます。総合治療学では、具体的な問診や検査法、刺鍼技術など、鍼灸師として必要な技術を身につけていきます。さらに卒論研究では、各教員が学生さんとの面談を通じて研究テーマを決定し、研究方法や論文作成、学会発表の方法などを学び、臨床家としてだけではなく、研究者としても社会に貢献できる能力を養います。

鍼灸治療センター実習
総合治療学(腹診の勉強風景)

卒業ゼミ
卒業ゼミ (4年間の締めくくりとなる研究を一年かけて行います)

カリキュラムマップ(PDF)

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履修モデル






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教員紹介 (専任教員数 15名)

職名 氏  名 専門分野 研究テーマ
教授 石田 寅夫 現代医療論 中医理論の治療法則の分子生物学的解明
教授 浦田 繁 臨床鍼灸学 鍼灸刺激によるストレス緩和作用
教授 林 顕效 電子情報工学 音環境情報の予測・評価に関する研究
教授 佐々木 和郎 臨床鍼灸学 鍼灸技術の客観化、臨床鍼灸学の客観化
教授 燒リ 久代 英語授業学 医療大学における英語教育研究
教授 西村 甲 漢方医学 漢方薬の効果発現と治療エビデンス創出
教授 廖 世新 臨床鍼灸学 鍼刺得気の評価、鍼灸と漢方による生活習慣病改善の臨床研究
教授 山本 晃久 臨床鍼灸学 頭皮鍼療法の運動機能に対する影響
准教授 鈴木 聡 臨床鍼灸学 新しい機能を持つ鍼灸治療用具・機器の開発と臨床応用
准教授 本田 達朗 臨床鍼灸学 心地良い刺激が身体に及ぼす影響(自律神経など);スポーツ鍼灸領域における鍼灸・手技の応用
講師 田野 かおり
講師 張 文平 臨床鍼灸学 鍼灸・漢方による骨粗鬆症ラットに対する予防と治療効果の検討
助教 武田 充史 基礎鍼灸学 鍼灸刺激に起因されたステロイドホルモン動態変化が、糖・脂質および骨代謝へ与える影響
助教 長岡 伸征基礎鍼灸学 鍼灸刺激が血液凝固能に及ぼす影響
助教 水野 海騰    

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Q&A

鍼鎮痛
鍼治療により痛みを抑えることを鍼鎮痛といいます。一般的な方法としては、患部に鍼を刺入し、その鍼自体を電極として通電を行うことにより、痛みを緩和します。痛みの緩和は、生活習慣に由来する肩こり・腰痛をはじめとして、末期ガン患者に至るまで適応範囲は多岐に渡り、またその鎮痛メカニズムも広く研究されています。
美容鍼灸
美容鍼灸には、痩身(ダイエット)・美肌・増毛・便秘・冷え症などが含まれます。中国では健美と呼ばれ、漢方薬やツボへの鍼灸刺激により内臓器の機能を調節し、体質を改善することで、その人本来の美しさを引き出させると考えられています。これらを基盤とした美容鍼灸は、エステティックの一分野として注目されています。
スポーツ鍼灸
スポーツの世界でも、はり・きゅう師の資格をもったトレーナーがアスリートの治療を行うなど、はり・きゅう師の活躍の場は広がっています。スポーツ鍼灸は、スポーツ医学と東洋医学の専門的な立場から治療やアドバイスをすることで、苛酷な競技に耐えるアスリートのコンディションを常にベストの状態に保ちます。

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鈴鹿医療科学大学
千代崎キャンパス
〒510-0293 三重県鈴鹿市岸岡町1001番地1
TEL:059-383-8991 FAX:059-383-9666
白子キャンパス
〒513-8670 三重県鈴鹿市南玉垣町3500番地3
TEL:059-340-0550 FAX:059-368-1271
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