「第14回薬学部健康講座」を開催しました

2019年03月11日

3月9日(土)13時から白子キャンパス6号館6101教室において、「第14回薬学部健康講座」を開催しました。薬学部健康講座は、本学に薬学部が開設した2008年から、一般市民向けの公開セミナーとして年1~2回のペースで開催しています。

今回は、本学放射線技術科学科の栃谷史郎准教授が「母親の腸内細菌と子どもの脳の発達」について講演されました。腸内細菌叢(腸内フローラ)の性質が、糖尿病、動脈硬化、がんなどの病気や、脳の働きとストレスに関係すること、腸内細菌叢の改善には食品の摂り方が重要であることを説明されました。また、母体の腸内細菌叢は妊娠によって大きく変化し、胎児の脳の発達に影響することを動物実験の研究成果をもとに解説されました。

会場からは、「腸環境が脳にどのように影響するのか?」「乳酸菌を食べすぎると腸内細菌のバランスは崩れるのか?」「抗生剤で不調になった腸内フローラを治すにはどうすれば良いのか?」など、多くの質問をいただき、栃谷准教授が丁寧に説明されました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。