慢性疼痛教育プログラムワークショップ開催!

去る8月21日(火)〜23日(木)の3日間、三重大学医学部生と本学4学部に所属する2年生の計45名が慢性疼痛教育プログラムワークショップを体験しました。今年度は昨年に引き続き通算2回目になります。

第1日は、環境を整え、体調を整えることにより病気を治す東洋医学について、講義と他職種の小グループによる体験実習を通して学びました。第2日は、グループ全員が一つの目的を達成するために協力してものづくりを行いました。また、答えのない課題について皆で意見を出し合い、グループでひとつの結論を導くトレーニングを行いました。最終日である第3日は、より医学に近いテーマとして慢性疼痛に苦しむ患者とその家族について今後の治療の方針を考えました。患者さんとその家族に対する接遇を、実際にロールプレイを体験することにより学びました。学生たちは、患者さんに共感するにとどまらず治療に導くことの難しさを体感しました。あいにく台風の接近で悪天候が予想されたため第3日の内容の前半が第2日の夕方に繰り上げされ、学生には少し負担となることが懸念されましたが、終始、積極的に最後まで取り組んでくれました。今年度より各グループには両大学の教員がサブファシリテーターとして参加し、グループのディスカッションを促進し活性化する重要な役割を担いました。また、3日間にわたって日本の食材を使った薬膳料理を、薬膳の意義、効果や食材についての講義を聴きながら検食しました。

アンケートの結果から、参加した学生がこの3日間でチーム医療についての重要性をより深く認識してくれたことが伺えました。それぞれのワークショップは担当教員が時間をかけて趣向を凝らしたもので学生の満足度も非常に高かったようです。

今年度は新たな試みとして、学生間のコミュニケーションが3日間のワークショップでどのように変化するかを解析することが提案されました。この試みに賛同してくれた学生たちにウェアラブルセンサーをつけてもらい、経時的に会話の頻度のデータを取りました。この結果は今後解析される予定です。

3日間を通して、学生サポーターの皆さんがお手伝いをしてくれました。彼らは昨年度の本ワークショップの受講者で、現在も慢性疼痛を中心に幅広く自主的に勉強を続けています。今年度参加された学生の皆さんの中で興味を持たれた方がいましたら是非彼らと共に活動を存続してもらいたいと思います。

本学ではどの学部学科も必修講義が多く、短い夏休みの中、追再試験期間の直前に行われる本プログラムは、参加者を確保することが例年の課題となっています。今後、できるだけ多くの学生が自発的に参加してくれることを願っています。

最後になりましたが、このプログラムに関わってくださった両大学の教職員に心より感謝いたします。

― 慢性疼痛教育委員会委員 ワークショップ担当 丸山淳子 ―