渥美和彦氏(元 鈴鹿医療科学大学学長)が瑞宝中綬章を受章

平成7年から平成10年にかけて本学の学長を務められた渥美和彦氏(一般社団法人日本統合医療学会名誉理事長・東京大学名誉教授)が、平成24年秋の叙勲において瑞宝中綬章を受章されました。これは本学などにおける長年の教育・研究の功労と、顕著な業績が高く評価されたものです。

渥美氏は昭和29年に東京大学医学部を卒業。平成7年4月には、本学学長に就任されました。全国で初めて設立された四年制の医療技術者養成の大学である本学において、人工心臓研究を臨床に活かすべく臨床工学技士の育成に力を注ぎ、現在の医用工学部臨床工学科の礎を築きました。また、平成8年4月に開設した大学院医療画像情報学専攻に多大な貢献をされました。診療放射線技師の学士取得を促進すべく、社会人特別コースの充実にも顕著な貢献をするなど私学振興に尽力され、平成10年11月に本学学長を退任されました。

この間一貫して、医用生体工学の教育・研究に貢献されました。特に人工心臓の研究では、世界のパイオニアとして30年間にわたって数々の業績を残し、動物実験での世界最長生存記録やその臨床応用を現実のものとした功績は、国際的に高く評価されています。さらに医用レーザーやサーモグラフィの研究も29年前に、わが国で初めて手がけ、これらの機器が今日日常の臨床現場で使用されるに至っています。平成12年には日本統合医療学会を設立し理事長に就任(現在は名誉理事長)されました。統合医療分野の先駆者としてもご活躍されています。