医用情報工学科

学科概要

医療分野で利用される情報環境をつくる力や医療情報を活用する力を身につけた、社会に役立つ人材を育成します


日本は今、超高齢社会を迎えています。増え続ける医療費を抑えながら国民がより健康でいられる社会を実現するために、国は医事会計と健診で発生する全ての情報を電子化し、匿名化してNational Database (NDB)という膨大なデータベースを構築しました。電子カルテなどの診療情報も標準化が進み、分析できる環境が整備されつつあります。これら膨大なデータとAIなどの情報技術を使って病気の発生をいち早く発見し、対策を講じる。これが日本が抱える難問題を解決する唯一の鍵だと考えられています。
 そしてこのことを実現させるには、医療分野で安全・安心を担保しつつ快適な情報環境を作ることができる人と医療情報を分析して方針を立てることができる人が必要となります。
 個々の病院も地域の中での存在意義が問われています。地域住民にとって最適な医療機関となることが求められています。ここでも使っている医療情報システムを安全に管理運用できる人と、医療情報を分析し、データを元に最適な医療を提供する為の提案が出来る人が必要です。

 本学科は、医療情報工学の幅広い分野で働くことができる人材を育てる学科です。
 最も大きな特徴は、少人数教育を通じて、学生さんそれぞれの適性にあった形で教育を行なっていること、並びに、1年半の長期にわたる卒業研究を通じて学生さんが希望したテーマに関して楽しみながら専門的教育を受けるカリキュラムを組んでいることです。
 詳しくは、学科の特色やカリキュラムの頁をご覧ください。