カリキュラム

4年間の流れ

1年次
基礎分野において専門分野で必要な自然科学の基礎知識を身につけるとともに、医学・電気工学・情報処理工学の基礎を身につけます。
2年次
電気電子工学の基礎と臨床工学技士に必要な医学、医用工学、臨床工学の基礎を学びます。
3年次
臨床工学技士として必要な専門知識、技術、関連臨床医学を学びます。
4年次
臨床実習、卒業研究を通して指導的立場に立てる臨床工学技士を目指します。

カリキュラム

人体の構造及び機能 解剖学Ⅰ-Ⅱ/生理学Ⅰ-Ⅱ/生化学/基礎医学実習
臨床工学に必要な医学的基礎 臨床工学と医学概論/臨床工学と公衆衛生学/病理学/感染免疫学/実用薬学/医学英語Ⅰ-Ⅱ
臨床工学に必要な理工学的基礎 医用物理学Ⅰ-Ⅱ/医用化学Ⅰ-Ⅱ/電気工学Ⅰ-Ⅲ/電気工学演習Ⅰ-Ⅲ/電気工学実験/電子工学Ⅰ-Ⅱ/電子工学演習/電子工学実験/機械工学/物性工学
臨床工学に必要な医療情報技術とシステム工学の基礎 応用数学/応用数学演習/情報処理工学/情報処理工学演習/統計学基礎/システム工学
医用生体工学 臨床工学概論/臨床工学演習/医用材料工学/生体機能工学/画像診断学/画像診断学演習/画像診断学実習/臨床工学特別講義Ⅰ-Ⅴ/臨床工学特別演習Ⅰ-Ⅴ
医用機器学 生体計測装置学/生体計測装置学演習/生体計測装置学実習/医用治療機器学Ⅰ-Ⅱ/医用治療機器学演習/医用治療機器学実習
生体機能代行技術学 生体機能代行装置学Ⅰ-Ⅲ/生体機能代行装置学演習Ⅰ-Ⅳ/生体機能代行装置学実習Ⅰ-Ⅱ
医用安全管理学 医用機器安全管理学Ⅰ-Ⅱ/医用機器安全管理学実習
関連臨床医学 臨床循環器Ⅰ-Ⅱ/臨床呼吸器・腎泌尿器/臨床外科/臨床消化器・神経内科/看護学概論
臨床実習
卒業研究

シラバス

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カリキュラムマップ

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科目紹介

生体機能代行装置学
人工透析装置・人工心肺装置・人工呼吸などの装置は一定時間患者さんの臓器の機能を担い、生命維持のために使われるため「生体機能代行装置」と呼ばれています。これらの装置を操作・管理するのが臨床工学技士の主要な業務です。装置の原理・構成・実際の操作・保守点検まで徹底的に勉強します。
医療機器安全管理学
医療機器のなかには、心臓カテーテルのように患者さんの体内に送り込むものがあります。このカテーテルを通して誤って大きな電流が流れると、治療を目的としているのに逆に患者さんの心臓が止まってしまいます。このような電気や医療ガスによる事故を未然に防ぐ方法を学びます。
医用材料工学
医療用器具や人工臓器は体に直接ふれるため、清潔で、血液や組織になじむものでなければなりません。その使用する特殊な材料を勉強します。手術の時に使用する糸や人工関節・人工心臓などがどのような材料でできているか、また、臓器を再生する再生医学で使われる医用材料についても勉強します。