3つのポリシー

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

本学は放射線技術科学を専攻し、放射線技術科学科に4年以上在籍し、卒業要件を満たす単位を修得したうえ、5つの教育目標について、下記の10項目を修得した学生に学士(診療放射線学)の学位を授与します。

教育目標 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
幅広い教養を身につける ②外国語理解・表現の基本的な能力を身につけ、医療機関における診療放射線技師としての国際対応や国際情報の活用に役立てることができる。 ①医療人として社会で自立するための底力となる汎用的技能、態度、常識、健全な心と体を備えている。
③文化・社会・科学と診療放射線技師のかかわりや、社会における自身の自立について、意見を表現することができる。
高度な知識と技能を修得する ④診療放射線技術科学分野の最先端の進歩の状況を把握し、数理・データサイエンスを活用できる。
⑤診療放射線技師に求められる核となる知識について社会が求める水準まで修得している。
⑥診療放射線の現場で活用できる基本的技能を修得している。
⑦自ら診療放射線技術科学・情報科学に関して課題を発見しその解決に向けて科学的に探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力を身につけている。
チーム医療に貢献する ⑧チームの中で適切なコミュニケーションをとることができ、診療放射線技師として主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を身につけている。
思いやりの心を育む ⑨病める人や弱者の立場を理解し、思いやりの心を共感的態度で伝えることができる。
高い倫理観を持つ ⑩診療放射線技師としての倫理観を理解し、患者や家族の秘密を保持し、社会の規律を遵守することができる。

教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)

本学の放射線技術科学専攻の学位授与方針に掲げた10項目を達成するための教育課程編成の方針を以下に示します。

1)学位授与方針に掲げた10項目を修得するために効果的な教育課程(カリキュラム)を編成します。

2)診療放射線技師に求められる核となる専門的知識・技能について、社会が求める水準に全学生が円滑に到達できるよう「何ができるようになったか(アウトカム)」に照準を合わせたムリ・ムラ・ムダのない一貫した教育課程を編成します。

3)学生が主体的に取り組む学内実習あるいは卒業研究に最新鋭の画像診断機器の設備を活用します。

4)医療機関や医療機器メーカー等の将来に対し先見性を持って対応できるよう、診療放射線技術科学分野における最先端の状況を把握し、数理・データサイエンスを活用することのできる科目・授業を配置します。

5)多様な職種の人々と協働して医療・福祉に関する領域を学ぶ科目群として学科の枠を超えた「医療人底力教育」を配置します。

6)学生が主体的に学習に取り組む態度を促す科目群や授業(アクティブ・ラーニングなど)を学内実習・臨床実習を中心として、さまざまな形を活用します。

7)学生の習熟度などのデータに基づき、学生の立場に立った授業やカリキュラムの改善を不断に継続していきます。

8)学修評価方法には、学力試験、レポート、プレゼンテーション、ルーブリック、学修ポートフォリオなどがありますが、これらを、形成的評価および総括的評価として適切に活用します。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

本学は、教育目標および学位授与方針を踏まえ、放射線技術科学を専攻しようとする人のうち、次のような人を受け入れます。

1)医療の専門的知識・技能を学ぶことができる基礎学力を持つ人

2)科学的な思考力・判断力・表現力の基礎が備わっている人

3)医療で活躍しようという目的意識が明確で、自ら学ぼうとする意欲のある人

4)病める人や弱者の立場に立って思いやることができる人

5)いのちの尊厳を理解し、社会の規律を守ることができる人

6)多様な人々と適切なコミュニケーションを取り協働できる人

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