学科の特色

医療栄養学科 臨床検査学専攻の特長

臨床検査学と食品・栄養学の融合を通しての社会貢献(食と栄養もわかる臨床検査技師)

近年、患者の病状回復は栄養状態に大きく左右されること、即ち、治療において栄養面の改善は極めて重要であることが再認識され、多くの医療施設が臨床検査技師を含む栄養サポートチームを立ち上げています。臨床検査学専攻では、同学科に管理栄養士養成の専攻が併設されていることを活かし、臨床栄養学や食品学などの食と栄養に関する科目も専門家から学ぶ事ができます。そのため、臨床検査学の視点と食品・栄養学の視点を協調させて思考する能力を身に付けることができます。

遺伝子医療や再生医療にも貢献できる臨床検査技師の育成

これからの医療を大きく変える先進医療である遺伝子医療(遺伝子情報を基に、より効率的・効果的な病気の診断や治療を行う)や再生医療(疾病や傷害により欠損したり、機能しなくなった臓器や組織を再建する)を支える医療技術者の重要性と必要性が増しております。 臨床検査学専攻では、遺伝子検査学や再生医療技術学に関連する科目も授業に組み入れています。そのため、遺伝子医療や再生医療を支える医療技術者としての礎となる知識や技能を身に付けることができます。

臨床検査を通じて治療と予防の両面で医学・医療を探求し、社会づくりに役立てます

健康で活力のある社会づくりには、蔓延する生活習慣病への対応が不可欠であります。その対応には治療と予防の両面からのアプローチが必要ですが、いずれも科学的根拠に基づくものでなくてはなりません。その科学的根拠の軸となるのが臨床検査により得られるデータであります。臨床検査は、病院で治療を適切に行うために不可欠な診断や治療経過の判定、さらには最近注目されている栄養サポートに必須であり、また、病気の予防に貢献する検診にも欠かせません。この病気の治療や予防に必須な臨床検査を業務として担うのが臨床検査技師で、医療に欠かせない存在です。本専攻では、患者の救命に必要な検査を正確に精度よく測定するために必要な知識と技術を習得させ、加えて食品・栄養学の知識を充実させる事により、臨床検査学的視点と食品・栄養学的視点の両方から医学・医療を捉えて、考察する能力を身に付けさせる学習を実践しています。臨床検査技術はもとより、医学研究や多様化する医療に貢献できる基礎力や応用力を備え、医療人に求められる倫理観溢れる誠実で人間性豊かな臨床検査技師の養成を目指しています。

医療栄養学科 臨床検査学専攻で何を学べるの?

医学に関する基礎教養と臨床検査全域にわたる高度な専門知識と技術の習得

生化学、解剖学、生理学、病理学などの医学に関する基礎を学び、診断や治療に必要な臨床化学検査、血液検査、輸血検査、免疫血清検査、遺伝子検査、微生物検査、病理検査などの「検体検査」、心電図検査、脳波検査、循環器や腹部の超音波検査、呼吸機能検査などの「生理機能検査」といった臨床検査の全域にわたる専門教育を学びます。さらに、実習や実験を通じて高度な知識と検査技術を習得します。基礎医学や臨床研究の場でも活躍できる高度な学力と応用力を身につけた臨床検査技師の育成を目指します。

患者さまの栄養状態と病状、栄養と健康など「医療栄養」に関する充実した教育

近年、患者さまの病状や回復が患者さまの栄養状態に大きく左右され、治療にとって栄養面の改善は極めて重要であることが再認識され、多くの医療施設がNST(栄養サポートチーム)を立ち上げています。本学は、医療栄養学科の中に臨床検査学専攻を設立しており、基礎専門の必修科目として臨床栄養や栄養教育に関する多くの教科を学びます。今後、臨床検査技師は臨床検査のみを行う専門家としてではなく、医師や他のスタッフと共にチーム医療の一員として医療へ関わっていくことも必要であり、中でもNSTの一員として活躍するに足る十分な学力を備えることができます。同時に、未病や健常人の予防医療にも繋がりますので、医療や健診の現場で大いに役立ちます。

一般社団法人日本食品安全協会の設置について

日本食品安全協会は、健康食品の問題に適切に対処できる厚生労働省のガイドラインに沿ったアドバイザリースタッフを、教育界で育てることを目的に平成16年5月に設立されました。当協会本部は本学学内に設置されており、副学長の長村洋一教授が理事長を務めています。医療栄養学科では所定の単位を取得することにより、健康食品を含めて食の安全・安心とその健康に関するリスクコミュニケーターの証である、健康食品管理士(日本食品安全協会認定)の受験資格を取得できます。